365日の顛末

こころとからだの健康、不妊治療、キャリア。試行錯誤の365日の記録。

【DIY】コウモリラン(ビカクシダ)のハンギングの修理・作り方【後編】

4年前に友人から譲り受けて以来、うちで育てているコウモリラン(ビカクシダ)。

ずいぶん大きな株に成長したが、ハンギングのスチールがサビで腐食して、ついに千切れてしまった。

 

防錆性・防腐植性の高い素材を使って、ハンギングを補修・DIYしていく工程の

今回は後編です。

 

 

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制作プロセス

大まかな工程は以下のようなプロセスになる。

  1. バスケット部分の上部をぐるりと囲むように、連結した結束バンドを一周させる
  2. バスケット部分の、1で取り付けた結束バンドの下の箇所に、ネジ型のアイフックをバスケットをねじ込み、取り付ける
  3. 2で取り付けたアイフックと1の結束バンドとを、新たな結束バンドで連結する
  4. 結束バンドで輪を作り、バスケット部分の底を支えるパーツを作る
  5. 1で取り付けた結束バンドと、4で作った結束バンドパーツを、結束バンドで連結する
  6. シンブルをこじ開け、2で取り付けた、ネジ型のアイフックに取り付ける
  7. アイフックとアイ/アイターンバックをワイヤーでつなぎ、クリンピングループスリーブで固定する
  8. ワイヤーのバランスを調整して、完成

 

前回のおさらい

前編では、結束バンドを使ってハンギング部分を支えるそこの部分を補強し、ステンレス金具で、ハンギング本体と結束バンドをしっかりと固定するところまで紹介した。

(制作プロセスの5まで)

 

↓前編はこちら↓

www.sophy365.com

 

今回は6以降の工程を説明していく。

 


6.シンブルをこじ開け、2で取り付けた、ネジ型のアイフックに取り付ける

前回、材料として紹介したシンブルというパーツ。

ステンレスワイヤの荷重がかかる部分を補強するパーツだけれども、届いた状態(写真左)だと口の部分が閉じているので金具に取り付けることができない。

なので、ペンチでこじ開けて口を開く。

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口を開いたシンブルを、アイフックに引っ掛けたら、ペンチでシンブルの口を閉じる。

↓こんな感じで。

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力一杯ペンチを握りしめたけれど、シンブルの口は閉まりきらなかった。

まあ、いいか。

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7.アイフックとアイ/アイターンバックをワイヤーでつなぎ、クリンピングループスリーブで固定する

ワイヤーは、先ほどハンギングフック本体に差し込んだアイフックと、その対角線上のアイフックを、ハンギングを吊るしているアイターンバックを経由してつなげる形になる。

 

 と、文章で説明してもわかりにくいと思うので、図示する。

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ハンギングを上から見た図だと思ってほしい。

対角上、つまり上記の図の△マーク、○マーク同士をワイヤーで繋ぐ。

 

さらに、アイフックとアイフックを通す間に、ハンギングを吊るすパーツ「アイ/ アイターンバック」を通す必要がある。

↓この画像の右上の金具がアイ/アイターンバック。

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こんな感じで吊り下げる。f:id:sophy365:20210210181124p:plain

上記の赤・青それぞれが1本のワイヤーになる。

なので、ワイヤーは2本必要になってくる。

ワイヤーの長さは、全体のバランスを見て適宜調整するわけだけれど、今回は130cmでカットした。

後から短くカットすることはできるので、少し長めに切っておくのがポイント。

 

 

早速ステンレスワイヤーをペンチでカットしていく。

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わたしが購入したステンレスは、細いステンレス線を寄り合わせてロープ状にしたものの表面を、ビニールで厚めにコーティングしているようなパーツだった。

けっこう頑丈で、何度かペンチを握ったくらいでは切断できず、1箇所切るのに2,30回はペンチをニギニギした。
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長さ130cmのロープを2本が準備できた。
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これを、クリンピングループスリーブという金具に通していく。

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この金具。

 

こんな感じで。
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 ペンチで切ったワイヤーの切り口がきれいでないので、スリーブに通すときに少し難儀したけれど、根気よく押し込んだら通った。

 

そして、ハンギング本体に捻じ込んだアイフックに取り付ける。
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アイフックにワイヤーを通すときには、短い方が内側に来るように通すと仕上がりがきれいになる。

 

 

アイフックに取り付けていたシンブルの溝にワイヤーを埋め込むようにして、ワイヤを閉める。
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その上で、スリーブはアルミ製なので、ペンチで力を加えると変形する。

スリーブにワイヤーを通したら、ペンチで強く圧をかけて、ワイヤーを固定する。
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その上でさらに、ワイヤーを

(1) 二つ目のスリーブ

(2) アイターンバッグ

(3)二つ目のスリーブのもう一つの穴

(4)三つ目のスリーブ

(5)アイフック

(6)三つ目のスリーブのもう一つの穴

の順に通していく。

このあと、吊り下げた状態で全体のバランスを見ながらスリーブの位置を調整していくので、この段階では(1)〜(6)は固定せずに変更できる状態にしておくのがポイント。

 

 

2本のワイヤーを(1)〜(6)の順に通したら、おおむね完成系が出来上がってくる。
実際に吊るしてみて、一方に重心が偏ってしまわないようにハンギングのバランスを取りながら、ワイヤーの長さ、スリーブの位置を調整する。

 

文章にすると簡単なんだけれど、これが意外と苦労した。
スリーブを固定していない状態なので、ワイヤーを力任せに引っ張ったりすると、スリーブからワイヤーが抜けてしまって、前の工程からやり直しになってしまったりするので、注意しながら少しずつ調整していく。

 ↓春から秋にかけて、ベランダに吊るす箇所に実際に設置してみてバランス調整

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重心のバランスが取れて、スリーブの位置が決まったら、スリーブをペンチで押しつぶして固定し、余ったワイヤーをペンチで切り落とす。

 

 

最後に、葉っぱがワイヤーの下に入ってしまっている箇所があるので、葉の位置などを修正してあげれば完成!

 

↓チェーンが千切れてこの状態だったハンギングが

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こうなりました!
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手前味噌だが、初めて作ってみたわりには、なかなか完成度なんじゃないかと自負している。

 

完成度の高さから、夫に「業者かよ」と突っ込まれたので、「明日会社に退職願出してくるわ」と返しておいた。

 

 

 

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【DIY】コウモリラン(ビカクシダ)のハンギングの修理・作り方【前編】

コウモリランのハンギングを育てている。

2016年の冬に、花屋の知人から譲り受けたものだ。

趣味で花屋をやっている知人が、ハンギング用のバスケットに植えつけて管理していたものを、引越しを機に手放すというので、安価で譲り受けた。

 

↓2016年12月、譲り受けた当時のコウモリラン↓

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品種は確認していないけれど、一般に流通しているビフルカツムだと思う。

春〜秋はベランダで、真冬は屋内に入れて管理していると、あっという間に大きくなって、1年後の2017年11月下旬にはこんな感じになった。

 

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バスケットをビカクシダの貯水葉が覆い始めている。

 

このままぐんぐん成長の勢いは衰えることがなかったのだけれど、次第に枯れた貯水用にしっかり水を溜め込む大株になってきて、水やり後の重量もそこそこ重くなってきた。

 

と同時に、木製のハンギングバスケットも経年劣化で壊れつつあった。バスケットと、アイアンチェーンの接合部もその重量に耐えられなさそうなので、バスケット自体とチェーン部分をビニールテープで補強したりしていた。

 ↓こんな具合に↓

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補強したときはビニールテープが目について、見た目がイマイチになるのだけれど、1年も育てるとビニールテープの上を貯水葉が覆ってくれるので、気にならなくなる。

 

そんな感じで3年ほど経過した。

が、ついにアイアンチェーンが錆で腐食して千切れてしまった。

 

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Oh..., これは千切れてますな。

 

3本のチェーンで支えられていたバスケット、1本のチェーンが切れたことによって、本来とは90度異なる角度でぶら下がっている状態。

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今回はこれを修理して行く。

長くなるので、前後編分けて紹介します。

 

 

↓先に紹介すると、こんな風に仕上がった↓

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完成度高くないですか?ほぼ理想通りに作れた。これ、売れる気がしてきた。

夫に「業者かよ」って言われたので、「会社に退職願出してくるわ」って答えた。

 

 

大株ハンギングの作り方は検索しても出てこない

いつかこうなるだろうなぁ、と予想はしていたので、コウモリランを譲ってくれた花屋の友人に「バスケットが腐食してきそうなんだけれど、どうすればいいのかな」と相談したところ「貯水葉が覆ってくれて自然と補強されるはずだから、特に補強しなくてもいいんじゃないかな、知らんけど」とのことだった。

貯水葉の成長とバスケットの腐食とどちらが早いかだなぁと思っていたけれど、腐食が先でした、はい。

 

で、だ。

よく、店舗装飾などにも用いられているようなコウモリランの大株って、とても頑丈そうなステンレス(?)か何かの金属のパーツで、天井から吊り下げられていたりする。

なので、そんな感じのパーツに付け替えられないかな、とか、仕立て直す方法を知りたいなと思ってネットで検索するのだが、求めている情報が載っていないのだ。

先のようなおしゃれなハンギングの画像はある。が、作り方がない。

作り方が掲載されているのは、小ぶりなハンギングバスケットを使うものや、苔玉を使って針金や、麻紐などの華奢な素材で吊るす方法ばかりである。

うちのコウモリランは、枯れ葉にたっぷり水分を含んだ水上げ後に片手で持ち上げようとすると腕がプルプルと震えるほどの重量なので、そんな華奢な奴らに体重を預けるのは心許ない。

 

で、仕方ないので、庭にロープやタープを張るときに利用するような、腐食に強い防錆・防水加工のなされた金属パーツを購入して、自分で試行錯誤しながら補強してみることにした。

 

完成のイメージ

無計画に材料を買い集めて無駄にしてしまうのもアレなので、どのようにしてコウモリランの重量を支えるかを事前にイメージしてみる。

 

あとはデザイン的なものも。どんな見た目に仕上げたいか。

なるべくシンプルでスッキリ見せたい。

↓このくらいシンプルだと理想的なんだけれど、これは対荷重3kgなので全然足りない。

 

こちら↓の吊るし方や仕立て方が知りたいけれど、書いてないなぁ。


 

 

 

なかなかピンとくる画像がない。

本当は金属のパーツ1本で吊せるとシンプルで見栄えもいいけれど、重量を支えるという視点で考えると心許ないかもしれないとも思う。

やっぱり、ハンギングバスケットの半球状の部分を包むようにして支えるのが妥当という結論に至った。

 

絵にしてイメージしてみると、こんな感じ↓

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右上にある図が真上から見た様子、右下が下から見た図。

 

ネットで、上記に使えそうなパーツを探してみた。

フックの部分や、吊るす箇所はそれなりの荷重に耐えられる素材を使いたい。屋外での使用を前提に作られた、防錆・防水・耐腐食が施されたステンレススチールが良さそう。

 

かつ、ハンギングの底面の半球を支える部分は、水やりなどの後はしばらく湿った状態が続くので、できれば金属の使用は避けたい。

耐水性も考えて、太めで丈夫そうな結束バンドを使うことにした。

 

↓こんな感じにしたいんです。

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よーし、そうとなれば材料探しだ!

材料

  1. 金属パーツセット(ステンレス製)
  2. 結束バンド(長さ30cm)
  3. シンブル(ステンレス製)
  4. 丈夫なペンチ

 

1.金属パーツセット(ステンレス製)

イメージ図を描いて、ワイヤー、吊り金具、ハンギング本体とワイヤーをくっつけるパーツが最低でも必要になるなと思った。

Amazonを中心にネット通販を検索してみて、ちょうどよかったセットがこちら。

 

セットの内容は以下、赤字で記載されているのがパーツの名称。

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初めて見る名前ばかりで、自分にこれが使いこなせるのかやや不安。。

 

↓こんな状態で届いた

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2. 結束バンド(長さ30cm)

100均のものでもいいかなと思ったのだけれど、耐久性を重視してTRASCOのものを購

 長めの30cm。iPhoneと比較すると結構長いのがわかる。

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3.シンブル(ステンレス製)

ワイヤーロープを取り付けるにあたって必要になる金具がシンブル(写真左)。 

こんな感じで使用する。

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購入したセットに含まれている個数だと、シンブルが足りなくなりそうだったので、追加パーツとして購入した。

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4.頑丈なペンチ

ステンレスワイヤーを切ったり、そこそこ頑丈なステンレスパーツ シンブルをこじ開けたりする必要があるので、家にある小ぶりなペンチだと心許ない。

そこで、ちょっと頑丈なものを購入。これはDAISOの500円商品をチョイス。

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ちょっと話はそれるが、このペンチ、歯の部分を収納してコンパクトに折り畳むことができる。ペンチって工具箱の中で歯が開いてしまって、かさばる印象があったので、この工夫はうれしい。

↓このギミック感動した↓

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これで材料は揃った。

早速制作していく。

 

 

制作工程

大まかな工程は以下のような流れ。

  1. バスケット部分の上部をぐるりと囲むように、連結した結束バンドを一周させる
  2. バスケット部分の、1で取り付けた結束バンドの下の箇所に、ネジ型のアイフックをバスケットをねじ込み、取り付ける
  3. 2で取り付けたアイフックと1の結束バンドとを、新たな結束バンドで連結する
  4. 結束バンドで輪を作り、バスケット部分の底を支えるパーツを作る
  5. 1で取り付けた結束バンドと、4で作った結束バンドパーツを、結束バンドで連結する
  6. シンブルをこじ開け、2で取り付けた、ネジ型のアイフックに取り付ける
  7. アイフックとアイ/アイターンバックをワイヤーでつなぎ、クリンピングループスリーブで固定する
  8. ワイヤーのバランスを調整して、完成

では早速、制作スタート!

 

1.バスケット部分の上部をぐるりと囲むように、連結した結束バンドを一周させる

バスケット部分の円周に合わせて結束バンドを数本つなげて、長い1本を作った上で作業するとやりやすい。

葉が邪魔になっていて、この写真だとわかりづらいかもしれませんが、黒い結束バンドで、バスケットのハチの部分をぐるりと一周させている。

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ちなみに、後でこの工程で取り付けた結束バンドとバスケットの間にさらに結束バンドを通していくので、この段階ではあまりきつく締めすぎないようにするのがポイント

結束バンドと本体の間に少し隙間が空いてるくらいでちょうどいい。

 

2.バスケット部分の、1で取り付けた結束バンドの下の箇所に、ネジ型のアイフックをバスケットをねじ込み、取り付ける

 

↓このアイフックを

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先ほど一周させた結束バンドのすぐ下の部分に捻りながら差し込んでいく。

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ハンギングしたときにうまくバランスを保つためには。4箇所差し込む位置がそれぞれ90度になるようにする必要がある。

かつ、コウモリランの株の成長点を傷つけないように、成長に影響がなさそうな箇所を選んで取り付けるように注意

 

可愛がって育ててきたコウモリランなので、貯水葉にとフックを差し込んでいくときには心が痛んだ。

ちなみに、差し込んだ感触は「ザク、ザクリ」という感じで、キャベツに包丁を入れたときの感触に似てた。

 

3.2で取り付けたアイフックと1の結束バンドとを、新たな結束バンドで連結する

アイフックを差し込んだだけでは、少し心許ないので、最初にぐるりと取り付けた結束バンドとアイフックを固定していく。

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ここはギュッと固く締めてしまって問題ない。

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でも、最初に一周させた結束バンドはまだ隙間がある状態で、締めないでおく。

 

4.結束バンドで輪を作り、バスケット部分の底を支えるパーツを作る

これもハンギングのサイズと結束バンドの長さ次第だが、わたしは30cmの長めの結束バンドを使ったので、1本をくるっと丸めただけ。

この説明だけだと、何のこっちゃ訳がわからないと思うけれど、次の工程の写真を見ていただくと、おわかりいただけると思う。


5.1で取り付けた結束バンドと、4で作った結束バンドパーツを、結束バンドで連結する

最初にぐるりと一周させた結束バンドと、本体の隙間に結束バンドを通す。

その上で、先ほど作った結束バンドの輪っかを通して、固定する。

 

こんな状態。

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これを、全体のバランスを見ながら、何箇所か繰り返していく。

 

 そうすると、そこから見るとこんな状態で、そこを支える状態になる。

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これで、バスケットを支える部分はほぼ完了!

ここまできたら、最初に一周させた結束バンドをギュッと固く閉めて大丈夫。

 

前半はここまで! 

 

後半では、これを吊るせるように仕立てていく方法を紹介します。

 

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【収納プチ改善】視界のノイズを減らす + 使い勝手を上げる

毎日暮らす中で目に入る風景に、ごちゃついた箇所があると、気になってしまうたちだ。

特に毎日使うものを納めている箇所は、「取り出しやすく、出しやすく」工夫しつつも、雑然としがちなので、すっきり見えるように工夫したいもの。

 

以前から、雑然としてるのが気になっていた箇所を、少しすっきりと整理することにした。

いつも通り、「なるべくお金と手間をかけずに」をモットーにいく。

 

 

よく使う日用品のコーナー

まずは、ダイニングテーブルの側、ダイニングのTVの側のこちら。

 

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ダイニングテーブルのわたしの席に腰掛けたときに、左手にくる位置だ。

充電用のUSB充電ポートの奥に無印のファイルBOXを置いて、よく取り出すものをまとめている。

 

手前から、

  • ペン
  • ヘアクリップ
  • ECHINACEA CREAM
  • 財布
  • Google Home mini
  • 化粧ポーチ
  • iPad
  • その他、書類の一時置き

という感じ。

 

Google Home miniはIKEAのドラガンという竹製のボックスを台にしている。

台の中には、モバイルバッテリーやハンドクリームを収納している。

www.ikea.com

 

 

上から見るとこんな感じなので、

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意外と、この、ペンやクリーム、財布を収納しているスペースがごちゃつく。

空間を仕切るために、無印のファイルBOXの中にDAISOのプラスチックのペン立てを入れているんだが、それでも細々とした物が取り出しにくくなったりする。

 

立てて収納したい細長いものは「アレ」を使う

で、買い足したのがこちら。

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よく、百円均一に売っている、金属製のペンホルダー。

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こちらを内側のペンボックスに差し込むと、細々とした物も箱の底に沈み込むことなく、取り出しやすくなる。

 

特にヘアクリップは、BOXから取り出すときにストレスを感じていたので、スッと取り出せる形になって満足!

ストレスが減った。

 

 

使い捨てマスクの収納

ここ一年、毎日マスクをつけることが日常になった。

 

いろいろなタイプのマスクがあると思うのですが、うちは布製で洗濯して繰り返し使えるものと、不織布の使い捨てタイプを併用している。

 

在宅勤務がメインなので、一日家にいてメイクをしない日は布製、メイクをする日は下地やファンデーションの色が布につくと洗濯しても落ちにくいので、使い捨てのタイプが便利。

 

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不織布マスクでも耳にかける部分を圧着しているものは、出先で千切れてしまうこともあり、長時間出かける日には、口を覆う部分と耳にかける部分が一体化した「超立体マスク」を愛用している。

メガネの日もあるのですが、超立体は付けていてもメガネが曇りにくいので、その点も気に入ってる。

Amazon.co.jp: 超立体マスク

 

で、このマスクは出かけるときにパッと手に取れるように、玄関の靴箱の上に置いているのですが、情報過多なパッケージ。

 

どうにかしたいなぁ、と思っていたので、すっきり収納するためのケースをDAISOで購入してきた。

 

「ふたがとまるケース」。プラスチックのBOXで、上蓋がパカっと開く構造。

もちろん100円。

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マスクを詰めてみると…
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耳に欠ける部分は、やや強引に詰め込んでいるので、取り出すときに次の一枚も一緒に出てきちゃったりはするものの、まあ及第点か。

 

 

そして、超立体マスクのパッケージ。

こちらもピカピカ多色使いでちょっとうるさい。

 

なので、白っぽい紙袋で家にあったものにまとめて入れることにした。
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CHANELで買い物なんてしたことないのに、なんでこの袋があるんだろう!?と思ったんだけど、

多分知人から何かを受け取ったときにこの袋に入れられてたんだな、と思い当たった。

庶民派でお恥ずかしい。。

 

 

玄関の靴箱の上に鏡を置いているのだけど、マスクを入れたBOXは靴箱の上に、紙袋は鏡の上に置くことにした。
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うん。随分すっきりした。

 

でも何となく、配置がしっくり来ない。

 

ボックスの位置をいろいろ変えて試してみて…

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これが一番しっくりくるな、と、この配置にした。

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うん!すっきりした!!

 

 

ちなみに、鏡のふちの右側に置かれているのは…
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家の形の陶器のオブジェと、松ぼっくりの形のゴールドのキャンドル。

 

飾り家のない我が家だけど、玄関はお客様を迎える場所なので、ちょっこっとだけデコレーションしてる。

 

 

でも、この位置だと、来客からは死角なことに今気づいちゃった…

まぁ、いいか。

すっきりさせて視界をノイズを減らして、使い勝手を上げることには成功した気がする。

 

必要なものは100均で購入したし5分で完了したし、なかなか上出来だなと、自画自賛。

今年は家を買いたい。中古マンション購入とリノベ計画、始動。

2021年の年初にぼんやりと考えた。

今年やりたいことってなんだろう。

 

自分の中で優先順位を上げて取り組みたいことは二つある。

ひとつは不妊治療

年が明けて41歳になってしまったわたしにとって、待ったなしの優先課題なのはいうまでもない。

 

もうひとつは、住宅購入である。

現在は世田谷区の賃貸で夫とふたりで暮らしている。家賃16万円。

この先ずっと毎月の家賃を払い続けても、当然、賃貸の場合は何も手元に残らない。それであれば、同額+アルファの金額を支払ったとしても、不動産が手に入る方がよさそうなのはいうまでもない。

「いずれは家を買いたいね」その点は夫もわたしも以前から意見が一致していた。

 

 

中古マンション購入検討がこのタイミングになった理由

とは言え、3年前に夫が、2年弱前にわたしが転職したりと暮らしに変化があった。転職後は環境に慣れる必要もあるし、どうしたって仕事の優先順位が上がる。加えて、転職して1年ほどは経過していないと住宅ローンの審査が厳しいなんて話も耳にする。

そんなこんなで現在を迎えてしまった。不妊治療と同じく「いずれはね」「そのうちね」で、人生においては重大なはずの問題を棚上げしてしまっていた形だ。

 

夫は今年37歳になる。住宅ローンをお得に組める年齢制限をそろそろ迎えるらしく、それに気づいた夫は、昨年末からしきりに「来年は家を買う」と口にするようになった。

 

加えて、夫の現在の勤務先は豊洲、わたしは汐留。

現在の住まいは世田谷の下北沢と経堂の中間の辺りである。わたしはともかく、夫は通勤にそこそこの時間がかかる。

コロナの影響を受けて、夫とわたし二人とも在宅勤務がメインになっているとは言え、ワクチンが流通した暁には、多少は出社の機会も増えるだろう。職住隣接はQOLを上げるという。通勤を考えると東京の西側ではなく東側に住むほうが暮らしやすいかもしれない。

この家に越した頃はわたしの趣味のDJの関係で、夜間にタクシーで渋谷・新宿へアクセスしやすい場所を選んでしまっていた。最近は年齢的なこともあり、朝までDJしたいと思うことも減ったし、渋谷・新宿へのアクセスの優先順位はグッと下がった。

「もう少し職場の近くに引越ししたい」一昨年あたりから、時々夫はそう口にしていた。

 

 

昨年も時折は不動産サイトで中古マンションの物件をあさったりしていた。

とは言え、既存のマンションの間取りだと、自分たちが心地よく暮らしている姿を想像できなかった。南側に開口部の小さなベランダがあり、隣接するダイニングキッチンの中央から北側の玄関に向かって廊下が伸びている。廊下の両サイドには、お風呂と洗面所とお手洗い。そして、玄関を挟むようにして北側の左右に個室がついていたり。そんな物件が圧倒的に多い。そして、日本のマンションの、あの中途半端にエレガントな、ぴかぴかツルツルのっぺりとした内装の雰囲気が、わたしは好きではない。

多くのマンションがそういうつくりになっているのは「ニーズが多い」空なんだと思う。注文住宅ではなくて分譲マンションなのだから、需要が多い間取りを追求して、再諾公約数的なニーズを叶えようとするのは必然だ。

でも、なんとなく、不動産会社側の都合も大いに関係してる気がする。「南北に細長い間取り」は、各住居の採光を確保して、敷地内に効率よく最大戸数を収めようとした結果でもあるよなぁ、そんなことを考えたりもしていた。

 

 

であれば、リノベーションという選択もあるのでは。

以前に比べるとリノベーションはずっと身近な存在になっている。Cawcamoなどのサイトでリノベーション済みの物件を見かけることがあるけれど、着工前の段階でこちらの希望を伝えて、それを取り入れたリノベーションができれば、暮らしやすい住まいを実現できるかも。

 

こうして夫とわたしは、中古マンション購入+リノベーションを検討することにした。

 

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まずは、リノベーションのサービスを提供している会社をネットで検索する。

各社リノベーション事例をWebサイトに掲載しているので、それを眺めてよさそうな会社をピックアップして、資料請求ページから資料請求をしてみた。

 

資料請求をした会社

ネットでいろいろ情報を調べて、以下の6社に資料請求をしてみました。

 

EcoDeco(株式会社style&Deco)

東京と福岡にオフィスを構えるリノベーション会社。

不動産仲介から、リノベーションの設計までを専門としている。

リノベ・設計は、サービスパッケージはなくオーダーメイドで対応しているとのこと。その分希望通りの間取りを実現できるかもしれないけれど、コストが膨らんだりするのかな?と想像。

 

リノベを進めるにあたって、設計も含めて担当してくれる方が一人アサインされて、物件の内見にも同行してくれるらしい。リノベーションってもとの物件によってできること・できないことがあるようなので、設計がわかる方が内見に同行して、アドバイスをくれるのはとても心強い

施工はEcoDecoが依頼する工務店数社に相見積もりを依頼した上で、依頼先を決めるスタイル。とても合理的に思える。

 

リモベーションの事例もサイトにたくさん掲載されているけれど、お洒落なものが多い印象。まるで、インテリア雑誌を眺めているような気分になる。自分の理想の住まいのイマジネーションが膨らんで楽しいんだけど、あまりにハイセンスで、こんなおしゃれな空間で暮らしている自分の姿は想像つかないな、という事例も多かったり。

完全オーダーメードをうたっているだけあって、住まいへのこだわりの強い方の依頼が多いんだろうな、Webサイトからも想像がつく感じ。

 

リノベーション のいろはについて詳しく書いてあるコンテンツもあって、とても勉強になった。

 

 

 

リノベる。

Instagramの広告でもよく目にする「リノベる。」。

www.renoveru.jp

最近の中古マンション+リノベーションのサービスとしては最大手の一つではないでしょうか。対応エリアも全国規模。

サイトにセミナーの予定が掲載されているのですが、頻度高くセミナーを実施していて、会社としての規模の大きさが窺える。

会社の規模が大きく、施工実績も多いということは、リノベーションの進行も小慣れていて、1件あたりのコストも抑えるやり方をご存知のはず、、と期待して依頼先候補に加えた。

 

リノデュース

www.renoduce.com

不動産の仲介手数料0円をうたっているのがリノデュース。

だいたいどの会社さんも不動産の選定から手伝ってくれるケースが多く、当然紹介物件の購入が決まれば手数料が発生するもの。

でもリノデュースさんは仲介手数料はとらない。数千万円単位の買い物なので、この違いは大きい気がする。

 

あとは、リノベーションの「ベーシックプラン」なるものがあり、ベーシックから外れるものはオプションになる料金体系。

ベーシックプランで収まる範囲であればコストが抑えられそうですが、拘りたいポイントもあったりするので、追加オプション対応が増えた時にコストがどう跳ね上がるのか、は気になるところ。

 

サイトに掲載されている実例はちょとダサ、、あ、いや、わたしの好みのものは少なかったかな。

でもそれは、こちらが積極的にデザイン希望を提示すれば解決する問題かもしれない。実際どうなのかしら。

 

ひかリノべ

hikarinobe.com

よく耳にする、ひかリノベり。施工実績もそこそこあって安心感がある。

 

サイトに掲載されている施工事例は、割とシンプルだけれどセンスはよい感じ。デコラティブな雰囲気の部屋は少なくて、いい意味でその部屋で「生活している」匂いのする、ほっとする印象の事例が多いように感じた。

大手だし、ここは資料請求しておこう、と資料請求をポチりました。

 

nuリノベーション

元はインスタグラムで広告が出てきて知った会社。

サイトの施工事例は、モダンなんだけれど、おしゃれすぎないというか、木の温もりが感じられる事例がたくさん掲載されている。

ナチュラル〜北欧系のインテリアテイストの事例が多い印象。

n-u.jp

 

あとは、サイトに掲載されている事例について、家具運び込み前の状態を施工事例として載せていて、別個に家具設置後にそのおうちで暮らしているご家族へのインタビューも載せている、というコンテンツの編集の仕方がとてもわかりやすかった。

わたしだけかもしれないけど、家具搬入後の写真ばかりだったり家主さんが映り込んでしまっていると、その印象に流されてしまって、部屋自体のすき・きらいの判断がブレてしまいがちなので。

 

グローバルベイス

東京・神奈川の限定だけど、エリアの希望が合致すればおすすめなのがグローバルベイス。

www.globalbase.jp

リノベーションについて調べるまでは、社名を知らなかったのだけれど、「新築の半額で都心駅近物件に」のキャッチーなコピーは刺さる。。

物件の立地は後から変更が効かないから、あまり妥協したくないポイントではあるけれど、住みよい暮らしをオーダーメードするという意味では、リノベーションの予算はしっかり確保しておきたい。

そうなると、物件購入費用が抑えられるってとても重要な要素なわけで。

こちらも資料請求しました。

 

 

次回以降は届いた資料の紹介や、気になる企業のセミナーや相談会に参加して得た情報も整理して。紹介していきます。

依頼先の会社さんの選定の過程や、各社の違いなどをBlogにまとめていきたいと思います。

寝室デスクスペースをマイナーチェンジ

在宅勤務にあたって、自宅寝室の片隅にもうけたワークスペース。

リモートワークを快適にするために、必要な物を買い揃えてデスク周りを整備した話を先日投稿した。

 

さらに使いやすくするために、何点か変更を加えてみることにした。

 

 

まずはBefore・Afterの比較から。

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間違い探しみたい。笑

赤枠で囲った部分にご注目。

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以前はAmazonの段ボールに、治りきらないCDを収納していた。

うちは最低でも週に1回はAmazonから何らかの荷物が届く。コロナ禍にあって、Amazonの利用頻度はさらに上がっているし、段ボールには事欠かない。

段ボールをそのまま利用するという、わたしらしい(?)ズボラ感満載の収納法である。

 

これをKOKUYOのNEOSシリーズの蓋つきファイルBOXに入れ替えてみた。

先日7inchレコードの収納用にKOKUYOのNEOSのファイルBOXを使用した話を書いたが、そのBOXの使い勝手がとてもよかった。そして、ひょっとしてこのBOXは、デスク周りの収納にも使えるのでは、と思った次第だ。

 

 

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比較してみると、白いBOXに変える事で統一感も出たし、BOXの容量自体は大きくなったけれど圧迫感が減ったように感じる。

かつ、デスク天板分の高さの違いがあるものの、テーブル面と、BOXのふた面の高さが近くなった。

 

椅子に座ってデスクに向かった時の視界も白が多くなってスッキリした。

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デスク天板と同色の白いBOXなので、天板が拡張したような印象も受ける。

いいじゃない。

 

 

実は、このBOXの上には仕事用の鞄を置いていることが多い。

出社の機会は減ったものの、名刺や手帳・メモ帳、筆記具、充電コネクタなどを入れて持ち歩けるように準備してある仕事用の鞄は、在宅勤務時も手元にあると何かと便利だったりするのだ。

 

BOXに鞄を置くとこんな塩梅である。

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これでも十分便利なんだけれど、仕事用PCの脇にプライベート用PCを広げて、さらにメモを取るためのノートや、書籍を広げようとすると、流石にデスクが手狭になる。

そんな時に、書籍やノートをBOXの上にちょい置きできたらいいのにな、と思うようになった。

 

それで購入してみたのがこちら。

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バッグハンガーである。これを使って、バッグをデスクに吊り下げ、BOXの上は書籍やタブレットなどのちょい置きスペースにする魂胆。

 

で、早速接してみると。。

 

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とてもよい感じに収まった。

以前だとバッグの中から物を取り出すのに、乗り出したり立ち上がったりする必要があったけれど、これならば鞄が低い位置にあるので中身が覗き込みやすい。椅子に座ったままものの出し入れができる。

そして何より、デスク面が広々した。

 

今回使ったバッグハンガーはリヒトラブのバッグハンガー

  • デスクの設置面に滑り止めが付いていて、ずれ落ちにくい
  • 対荷重がそこそこあり(5kg)、丈夫そう
  • デスク面から上のでっぱりが比較的少ないデザイン
  • デスク面と同色の白・ベージュがあること

この4点が気に入って選んだもの。

 

色展開は白の他に、黒・オレンジもある。

 

加えて、デスクなどではなく、棚にも使用できる機能性も気に入った。

↓商品パッケージの説明の左上の「2way」の箇所を参照

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 接地面の首になる部分をひねればフラットな状態になるので、持ち歩くときにもかさばらなさそうである。

 

 

一段と使い心地がよくなったデスク周り。

少しの工夫で日々の暮らしがぐんと便利になったりする。

それを発見するたび、ちょっとした達成感と一緒にしあわせな気持ちが沸き起こるのは、わたしだけかな。

 

ずぼら上等なクローゼット収納(その3)。低コストのバッグ吊り下げ収納・ハンガー収納。

前回、前々回とクローゼット収納の見直しをしたことを書いた。

今回はその完結編。

 

 

我が家のリビングにあるクローゼット。扉を閉めた写真がこちら。

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扉を閉めれば一見なんていうことのないきれいな眺めだけれど、扉を開けたらそこは腐海のようなカオスっぷり。

 

左が改善前のBefore、右が改善後のAfterの写真。

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この写真だと、どこが変わったかわかりにくいと思う。 

 

主な改善ポイントは次の3つのうち

  1. 使用頻度が高いものをアクセスしやすい位置に変更
  2. 出し入れしやすいバッグハンガーを設置
  3. 予備のハンガーを取り出しやすく収納

 

前々回は不要なものを断捨離して収納する物自体を減らし、前回は使う頻度に応じて取り出しやすい位置に収納場所を変更する、という改善をした。

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これだけでもずいぶん物が出し入れしやすくなった。

 

今回はリビングクローゼット収納の大きな課題だった以下の2点に踏み込んでいく。

 

 

出し入れしやすいバッグハンガーを設置

クローゼットの右手の壁に沿って、S字フックに吊り下げる形でバッグを収納していた。

じゃあそのS字フックは何に掛けているのかというと、、

上の画像だと暗くて見えにくいが、実はスチールシェルフの棚板である。

これまたズボラの極みであるが、スチールシェルフの棚板で現在は使用しなくなったものを「またいつか使うかも」とクローゼットに仕舞い込み、しまったついでに「ここにバッグを吊り下げればいいのでは」と、ゴミを貯め込むことを正当化するかのようなロジックで自分を納得させてしまっていた。

うちはゴミ屋敷か、と自分に突っ込みたい。

当然、このバッグハンガーは安定していない。クローゼットがパンパンなので棚板が倒れることこそないものの、奥のバッグを取り出すときにはグラグラと揺れる。このバッグハンガー的棚板が視界に入るたび、そしてバッグを出し入れする度に罪悪感を抱くのが嫌だ。

そして何より邪魔。なんとサイズが150cm×52cmもある。

加えて、スチールハンガーの床との接地部分に埃が溜まるのである。掃除機の隙間ノズルを使って吸い込もうとしても、取り除き切れない綿埃の歯痒さよ。

 

 

バッグのクローゼット収納をいろいろ調べてみたけれど、

①ハンガーバーの上の高い位置に、ブックエンドのような仕切りを立てて、そこにバッグを立てて収納

②ハンガーバーに取り付けられる、吊り下げ式の布製・不織布製の棚に収納

 

という2つのパターンに大分される。

①を実践しようにも天袋のスペースに余裕がない。

②も検討したけれど、吊り下げ式の棚は奥行きが浅い物が多い。

↓こういうやつ。

こういうバッグホルダーにしっかり収納したらすっきりだろうなぁ、いいなぁ。

と思いはするのだが、うちのクローゼットはとにかく手狭なのである。でも奥行きが60cm以上あるので、その空間を十分に活用したい。

 

 

それでだ。

ない頭を振り絞って考えた結果、バッグを吊り下げるラックを工作することにした。材料は100円均一で全て調達、10分もあれば完了する簡単作業である。

 

使ったのはこちら。 

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左から順に

  • スチールラックの棚板(45cm×12cm)
  • スチール製のハンガー(2本セット)
  • ハンガーホルダー(これは次の項目3で使用する)
  • 結束バンド

結束バンドは家にあった余りものなので、実質300円である。安い!

 

この後に及んでスチールラックを棚板を購入するなんて、学習しろよ、と思われる方も多いだろう。でも注目して欲しいのは棚板のサイズ。捨てる棚板は150cm×52cmだけれど、こちらは45cm×12cm。1/9のサイズ。邪魔にならない。

 

スチール製のハンガーにこのスチールラックを吊るして、そこにS字フックを吊り下げようという魂胆である。

吊り下げるので、床に溜まった綿埃にまみれることもないはず。

 

 

◆作り方

① スチールハンガーを2本重ね合わせて、ずれないように結束バンドで固定する。

 ハンガーの首の部分1箇所と、地面と水平になる辺2箇所、合計3箇所を止めた。

② ①にスチール製の棚板を組み合わせて、ずれないように結束バンドで固定する。

  吊り下げるバッグの数にもよるけれど、それ相応の重量に耐える必要があるので、固定する箇所は多いほうが安心。わたしは5箇所を固定した。

すると、こんな物が出来上がる。

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これを、ハンガーポールに吊り下げて、スチールラックの棚板にS字フックを吊り下げれば、以前よりも省スペースなバッグハンガーが出来上がり!

作業時間10分、材料費300円、わたしはずぼらなので、めっちゃ楽なことしかしたくないのである。

 

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バッグの他に、ベルトも吊り下げている。

 

 

 

これがBeforeとAfterの比較。

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ちょっとわかりづらいけれど、スチールラックが床置きではなく吊り下げ式になったので、床に埃が溜まりにくくなったし、足元のスペースは他のものを収納できる空間が生まれた。

かつ、バッグを出し入れしてもグラつきも少なく、以前よりずっと使いやすくなった。

 

クローゼットから発掘したスチールラックは予想通り埃まみれで、「黄泉の国から現れし者」という感じの風情。成仏してくれとばかりに、粗大ゴミ処理シールという名のお札を貼り、おさらばすることにした。

 

 

予備のハンガーを取り出しやすく収納 

「ハンガーを取り出す際に、隣のハンガーと絡まり合って取り出しにくい」クローゼット周りのイライラのあるあるの一つだと思う。

うちでは予備のハンガーをハンガーポールにかけている。

ファイルボックスに入れる形の収納を試したこともあったけれど、ボックスに入れても

結局絡まってしまった。

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ハンガー同士の干渉ってとにかくイライラする。

1本取り出そうとしただけなのに、絡まり合って数本のハンガーがポールから落ちちゃったりすることも度々。

 

この問題の解決策のベストアンサーは、おそらく「使用するハンガーを同じ形状の丈夫なもので統一する」なのだと思う。うん、きっとMAWAハンガーとかを使うとすっきりするよね。でもMAWAハンガーってお高くて、全て揃えたときの金額を思うと萎えるのよね。

解決策次点は「クローゼットにものを詰め込みすぎない、ハンギングする数を減らす」だろうか。収納スペースには余裕を持った方がよいことくらいはわたしでも知ってる。でも小さな家の小さな収納スペースに洋服を収めようとしたら、どうしたって窮屈になってしまう。ああ、クローゼットが広ければよいのにな。

 

 

と、無い物ねだりをしても仕方がない。

結局、この問題は、「ハンガーの種類ごとに分けてハンギングすることで、絡まりにくくする」ことで解決した。

 

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赤枠で囲んだ、ステンレスハンガーホルダーを使う。

こちらの商品は本来は、ベランダなどに洗濯物を干す際に、風でハンガーが偏ってしまうことを防ぐ商品の様子。

我が家では、これをクローゼット内に設置して、ギザギザの部分ごとに種類の違うハンガーをかける目的で使った。

 

写真では伝えられないのがもどかしいけれど、ハンガー同士の絡まりあいは以前と比べるとずっと減った。1/5くらいに減っていると思う。

 

 

 

 

これまでもときどきクローゼット収納を見直して、マイナーチェンジを繰り返していたけれど、今回はかなりドラスティックだった。そして、思い切ってものを捨てた分、すっきりしたし、ない頭を捻って収納効率アップを低コストで実現する方法を考えたぶん、便利になった。時間もお金もかかっていない、我ながらなかなかの出来。

 

もう一度Afterの写真を。

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うーん。見た目の変化はやっぱり地味だな。

 

 

まだまだ改善の仕様はあると思うので、試行錯誤しながらまた変更を加えていきたい。

在宅勤務で自宅で過ごす時間は格段に多くなった昨今、住まいを居心地のよい場所に近づけることで毎日が少しでもハッピーになるとよいなと思う。

 

ずぼら上等なクローゼット収納(その2)。収納位置を変えて、出し入れしやすく。

前回、クローゼット収納の見直しをしたことを書いた。

 

今回はその続編。

 

 

↓前回のエントリーはこちら

www.sophy365.com

 

 

ではさらっと、前回の振り返りを。

 

前回のおさらい

我が家のリビングにあるクローゼット。扉を閉めた写真がこちら。

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臭いものには蓋!ということで、扉を閉めて見て見ぬ振りしたくなる中身はこちら!

 

左が改善前のBefore、右が改善後のAfterの写真。

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この写真だと、どこが変わったかわかりにくいと思う。 

 

今回の主な改善ポイントは次の3つ。

  1. 使用頻度が高いものをアクセスしやすい位置に変更
  2. 出し入れしやすいバッグハンガーを設置
  3. 予備のハンガーを取り出しやすく収納

 

今日はこのうちの、

1. 使用頻度が高いものをアクセスしやすい位置に変更

この改善について。

 

 

先程の写真だと、そもそもどこに何が入ってるのかわからないと思うので、Beforeの画像に収納してる位置を書き込んだものが下の写真。

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右利きなせいか、このクローゼットの扉は右側のほうが開けやすい。なので、右側に使用頻度の高いものを置くのが理想的。

 

にもかかわらず、なぜかろくに使わない裁縫用品が右の手前にある。

 

Beforeの写真で、上段の天袋の高さの棚の中で一番使用頻度が高いのは、「オンシーズンの服飾小物」で、よく被る帽子類、手袋、ストールなどを投げ込み収納している。まずこの箱がパンパンに膨れ上がっている。しかも、箱を設置している位置が高いので、覗き込むこともできず、いちいち箱を取り出して、中から選び取るのも手間だった。しかも、天袋の中でもアクセスしにくい左寄りに置かれている。

天袋の一等地に置かれてる「筋トレグッズ」は稀にしか使わない。稀にしか使わないアイロンも、天袋に直置きでなので埃をかぶっているのが気になる。

そして、ニット。100均で購入した蓋付のプラスチックボックスを3つ重ねて、ニット10着分を収納しているのだが、これまた取り出しにくかった。3つ同じボックスを重ねているので、どこに何が入っているのかわかりにくい。そもそも、ニットを収納するのに、深さの浅い収納箱を利用するのもいまいちだ。(本当ならば筒状に丸めて、立てて収納したいところ)

 

上記を改善した結果が、こちら。

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オンシーズンの服飾小物は高い位置だと出し入れしにくいので、箱の中を確認して取り出すものを選べるように、低い位置に。かつ、BOXに物が収まりきらず溢れ出していたのでBOXを2つに分けた。使用頻度が高いものを低い位置に、オンシーズンでもあまり使わないものは天袋の右側に。

 

ニットの箱は先日レコード収納で紹介した KOKUYO NEOSのボックス。深さがたっぷりあるので、10着のニットを畳んだ上でクルクルと筒状に丸めて、BOXの中に立てて収納している。一つの箱にまとめることで、着たいニットを選びやすくなった。

加えて、今年は外出頻度が減って、ニットを選ぶ機会も減ったのでニットは少し取り出しにくくてもいいかな、と床置きにした。

 

NEOSのボックスシリーズ

蓋つきのタイプだから、中に埃が入らない。白と黒の2色から選べるのも嬉しい。

我が家ではあちこちでこのBOXが活躍中。

 

蓋がなくて少し小ぶりなタイプもある。こちらは天袋収納にあっていそう。

 

 

アイロン・スチームアイロンなどの衣類ケアグッズは、これまでニット収納に使用していた箱にまとめることで、埃を防止。

その他、天袋においておいた筋トレグッズはほとんど使わないので、やや取り出しにくい左奥に移動させた。

これまた使用頻度の低い裁縫箱は、左下に床置きしている「生地・小物類」の透明BOXの上に変更。

 

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写真で見るとあまり変化していないように見えるけれど、変更してみて1週間、ものの出し入れがずっと楽になった。 

 

手をつけたら時間がかかりそうだと後回しにしていたクローゼットの見直し、位置の変更にかかった時間は、30分ほどだったと思う。

ほんのちょっとの工夫でこんなに暮らしやすくなるとは思いもよらなかったのだ。この家に住んで早8年、なぜこのまま放置していたのか。もっと早く着手すればよかった!

 

 

次回は、取り出しにくいバッグの収納を見直して、予備のハンガーも整理していく。

 

 

↓ 前回の記事もチェック

www.sophy365.com

ずぼら上等なクローゼット収納(その1)。横着者のリアルなクローゼット断捨離。

我が家の間取りには奥行き60cm以上のクローゼットが2箇所ある。

1箇所は寝室、残りの1箇所はリビングとして使っている部屋の壁の一面である。

 

寝室のクローゼットは

  • 年間問わずに着るカットソー類
  • シーズンオフの服
  • お気に入りの鞄
  • 季節家電や使用頻度の低い家電(ミシン等)
  • 旅行用トランク

を中心に収納している。

 

一方でリビングは

  • オンシーズンの服
  • 衣類のケア用品(アイロン・ブラシなど)
  • 普段使いのバッグ類・服飾小物(ベルト、ストール、帽子など)
  • ヨガマット・フォームローラー
  • 生地のストック・裁縫道具

など、やや使用頻度の高い物を収納している。

 

(昨年の冬はリビングのクローゼットにスーツやジャケットを収納していたが、今年は寝室のクローゼットの中。在宅勤務続きでかっちりしたジャケットを着る回数も格段に下がった。)

 

 

今回はリビング側のクローゼットの話。

(扉を閉めるとこんな感じ。)

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わたしは収納が下手だ。

収納が下手というか、整理整頓が下手だし、物の管理全般が不得意である。

不得意という自覚はあるので、なるべく楽に、手間をかけず管理したいなと思っている。

大体、部屋が散らかる理由は

  1. そもそも、物を収納する定位置が決まっていない
  2. 収納場所は決まっているけれど、元の場所に戻していない

のいずれかが理由だと思う。

ここ数年は少しずつ収納を見直したりして、1のケースは流石に減ってきた。

でも、2の「元の場所に戻すのが面倒なので放置して(もしくはあるべき場所に戻さずに)散らかる」というケースは、ちょこちょこある。

 

散らからないようにするには、なるべくその「面倒臭さ」を減らす必要がある。つまり、

 ①物を出す

 ②使う

 ③元の場所にしまう

 

の3つのアクションをスムーズにできるようにすること。

物の出し入れがしにくかったり、使う場所から離れたところに収納されていたりすると、定位置に戻すことのハードルが上がるので、部屋が散らかりやすくなる。

 

リビングのクローゼットの中もまさに物の出し入れがしにくくて、かつ、定位置に戻しても雑然として見える。

 

部屋に掃除機をかけるついでにクローゼットを開け放して換気をして、ついでにクローゼットに掃除機をかけようかなと思ったりもするんだけれど、床に直置きされている小物のせいで掃除機をかけづらく、つい見て見ぬふりをしてきた。

 

奥行きも60cm以上あるので、奥の方にしまっていた物を取り出したついでに、綿埃がついてきちゃったりとか。腐海みたいな。

 

今年は物を減らして、住まいを整えたいと思っているので、少しずつ洋服も処分して行っているのだが、洋服を減らすだけで解決する問題でもなさそうだ。

 

ということで、週末に重い腰を上げてクローゼットを整理をすることにした。

 

 

まずはいらない物の整理。

特にバッグ類はこの2、3年見直しをしていないからやりがいがありそうだ。

 

で、早速捨てにかかる。

 

捨てた物①:レコードバッグ

Maish Mereau製のレコードバッグ。かれこれ10数年前に購入した物。

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12inchを80枚くらい入れた上で、ポケットに小物も入れられるし、一時期はとても重宝していた。かなりハードに使ったので、底面の角は擦り切れてきている。

でも、50枚くらいの収納量のレコードバッグは別に保有しているし、最近はそもそも80枚も現場に持ち込む機会が減っている。

そして何よりかさばるのだ。で、不要と判断することにした。

さよなら、ありがとう。

 

捨てた物②:無印のキャンバスバッグ大サイズ

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これもかれこれ十数年前に購入したもの。分厚い帆布で作られているので丈夫だし重い荷物を入れても安心感があるのはいいのだけれど、3泊分くらいの荷物は収められるサイズなので、如何せんバッグ自体も重量がある。

結局数回しか使わず、別のナイロン製のバッグを使うことが多かった。

これまで何度も捨てるもの候補に上がりつつ、使用回数も少なくて状態も良く、かつシンプルで流行がないデザインなので捨てられずに今日まで生き残った、断捨離の死線を掻い潜ってきた猛者。

 

「まだ使えるしな、今回も見送っても良いかも」などと少し思ったりしたが、そうやって取っておいた結果ここ何年も使用していない事実に、特に迷いなく捨てることを決めた。

 

捨てたもの:仕事用bag

多分6年くらい前に、Topkapiか何かで購入した、仕事用のBag。

A4サイズが入るのは良いけれど、収納量が少なめなので、荷物が多い日はこのバッグだと心許ない。

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よくよくクローゼットを見てみたら、似たようなバッグを他にも持ってた。

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こちらはPROGRESの仕事用バッグ。

上記のTopkapiのカバンより、一回り二回り大きくて、1泊くらいならば収納できるキャパシティ。もちろん、A4サイズも問題なく収まる。

 

在宅勤務がメインになっている昨今、こういったカバンを手にオフィスに足を運ぶこと自体減ってきてはいるものの、お堅いクライアントのもとに出向く時もあるので、こういうBagは絶対必要。

とはいえ、2個はいらないよね、ということでTopkapiの鞄を処分して、PROGRESは残すことにした。

 

ちなみにPROGRESの鞄は超おすすめ。

鞄メーカーAceが女性向けに作っている製品なので、機能性もバッチリ。

本体がとにかく軽いし、内部の収納も小分けになっていて使いやすい。1年半ほどの間、重いPCや書類を入れて平日毎日酷使していたけれどびくともしなかったし、耐久性も高い。 

この鞄が壊れたとして、その時に他に欲しい鞄がなかったら、同じ鞄を選ぶかもな、と思う。

 

 

捨てたもの:コサージュ

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クローゼットから発掘された時点では「何これ、こんなの買った記憶ないよ」と思ったのだけれど、喪服のセットアップに付属していたコサージュだった。そうだった買ったわ、喪服買ったんだった!

以降、3回ほど葬儀に参列する機会があったが、コサージュは不要だった。というか、所持してることを忘れていたくらいだし。パールのネックレスをつければ、それで事足りる。

処分!!

 

 

ここまで捨てた上での、リビングのクローゼット写真がこちら。

恥を忍んで、どーん!

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 わー、雑然としてる!

小学生を集めて「みんな、雑然ってこういうことだよー!」って教えたら、全員「はーい、わかりましたー!」「雑然って汚いってことなんだね」って理解しそうな写真。

素敵なインテリアのブログで、整理整頓・収納の項目でクローゼットの投稿などを見ると、「これは、服屋さんなのかしら」と見まごうような美しさなわけだけれども、どのお宅もあんなに整然と片付けているものなのかしら。度肝を抜かれてしまう。

当然、うちは(というかわたしは)そんなに意識高くない。

冒頭にも書いたとおり、「整理整頓・収納は不得手」だし、ファッションへの関心そのものも「まぁ、ないわけじゃないけれど、うーん、そこそこ」というレベル。

そんなわたしの等身大のクローゼットが上記である。

 

 

見た目の変更点が地味なので、先にBefore、Afterの写真を掲載。

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左がBefore、右がAfter。

パッと見たところ変化は少なくて、間違い探しのようになってしまった。

 

 

今回の主な改善ポイントは次の3つ。

  1. 使用頻度が高いものをアクセスしやすい位置に変更
  2. 出し入れしやすいバッグハンガーを設置
  3. 予備のハンガーを取り出しやすく収納

 

長くなってしまったので、どう改善していったかは次回以降で分割して紹介することにする。

レコードの収納問題を解決! ファイルBOXで7inchレコードをすっきり整頓。

わたしはアナログレコードが好きだ。

1000枚ちょっとの12inchレコードと、100枚ちょっとの7inchレコードを持っている。

 

12inchサイズの収納は、レコード収納の定番の安価な専用カラーボックスの2段組、3段組のものを並べて使っている。

 

収まりきらないレコードはDMRのプラスチックダンボール製のコンテナBOXに入れてざっくり収納。

これ、選盤するときにも便利。持っていこうか悩んでいるレコードをこのコンテナに出して、そこから選んでレコードバッグに詰めることが多かった。

昔は、白と黒しか販売してなかったように記憶しているんだけど、今は無地ベージュというカラーもあるのね。

 

12inchサイズのアナログは、比較的、収納できる家具の選択肢があるのだけれど、困るのは7inchサイズ。

 

上記のDMRのコンテナBOXで7inchサイズの物も販売されているけど、12inchサイズよりもずいぶん小さいことを考慮すると、ちょっと割高感がある。

 

できれば埃よけに蓋もつけたいところだけれど、上記のBOXだと蓋は別売りなのも悩んだポイント。

 

と書くと、DMRのコンテナが高いと言ってるようにみえるかもしらないけれど、さすがプラ段で作られているだけあって頑丈で、長期的な視点ではコスパは高いと思う。

わたしが使用している12inchサイズのものは13年くらい前に購入したものだけれど、壊れたり汚れたりすることもないし、積み重ねもできるので、そういった点では高評価。

 

ただ、このコンテナBOXの場合には、7inchレコードの収納に使わなくなったときに、他に使いようがないなぁ、などと思ったりもした。

 

 

そこで、汎用性が高いファイルBOXで7inchレコードの収納に向いているBOXがないか探してみることにした。

 

いろいろ探した結果、見つけたのはコクヨの収納ボックスNEOSシリーズのLサイズにピッタリ収まる。  

 

もともと、A4サイズの書類整理用に作られている、段ボール製のBOX。

  • オフィスや働き方の変化に対応して進化した、新しい機能・デザイン・カラーの新定番「NEOS」シリーズの収納ボックス!

    【積み重ね可能なフタ付き】
    フタ付きの収納ボックスなので、ホコリから中身を守ることができ、積み重ねて保管することができます。

    【用途に合わせて活用できる見出し面】
    分類重視の見出し面と、美観重視の意匠面(無地)で使い分けられるデザイン。

    【インデックスシール1枚付き】
    見出し面の罫線部分を丸ごと隠せるラベル1枚付き。合わせ名人対応なので、印刷も可能。

    【収納に便利な仕切板2枚付き】
    付属の仕切版を使えば、収納物に合わせてボックスを2分割、4分割に分類することができます。

    【オフィスに馴染むシックなカラー】
    ビジネスシーンにも馴染むモノトーンなカラーリングになっています。

ふたも付属しているところもポイントが高い。

 

カラーは白・黒の2色で、デザインもすっきりとシンプル。

  

 

ということで、コクヨの収納ボックスNEOSシリーズのLサイズを購入してみることにした。

 

 

段ボールを組み立てる形のファイルボックスなので、組み立て前の平らな状態で届く。

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組み立て説明書が付属していて、とてもわかりやすい。

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説明書の裏には、BOXに貼り付けられるシールタイプのラベルも付属していた。

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3分ほどで組み立てたのがこちら。

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中の仕切りは取り外しできる。

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早速7inchレコードを収納してみたところ、ピッタリ。

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やや窮屈な感じだったので、ジャケットが歪んだりしないように、中の仕切りの短辺の部分だけ取り外してみたら、ぴったりジャストフィットだった。

 

 

  

冒頭に書いた12inch用のDMRのコンテナBOXに重ねて積んでもみても、違和感のない、すっきりとしたデザイン。

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ちなみに、今までは7inchをどうやって収納していたかというと、これ。

衝撃の恥ずかし画像ドーン!

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スニーカーが入っていた紙箱や、段ボールの再利用。

「学生かよ」と突っ込んだら学生が失敬だと怒りそうな間に合わせ収納。わたしのズボラっぷりが恥ずかしい。

 

これまで、7inchを探すときはもちろん、この小汚い箱が視界に入る度に、テンションが下がっていた。大したことではないのだけれど、目に入る景色の中にノイズがあるのって、地味にストレスになる。「本来あるべき形になってないけれど、そのまま放置してしまっている」という感覚、タスクを後回しにしているような薄い罪悪感のようなものを感じてしまっていた。

 

でも、これで、アナログレコード周りの収納の悩みがひとつ解決した。

すっきり!

快適な在宅勤務・リモートワークのために。買ってよかったもの。

コロナ禍での昨年の大きな変化は「在宅勤務のスタート」だった。

 

わたしが勤める会社では2020年の2月の下旬から在宅勤務を中心とするリモートワークに移行して、以来ずっとそれが継続している。

もちろん、クライアント先への訪問や、法務契約書類の受け渡しなどで月に1、2回は出社・外出しての業務も発生することもあるけれど、それ以外はリモートワークで事足りている。

 

会社が契約しているシェアオフィスのスペースを予約して利用することもできるが、シェアオフィスまでの移動時間を考えると、結局自宅で仕事をするのが一番効率が良かったりする。

(休憩を兼ねて仕事の合間に5分・10分だけ家事をするのが、ちょうど良い気分転換になったりもしている)

 

わたしが在宅勤務になって間も無く、夫の会社でも在宅勤務がスタートした。

これまでの我が家は寝室に小さなデスクスペースがあるだけ。

仕事用のチェアもデスクスペースに1脚あるだけだった。

 

1人はそのスペースで仕事をするとして、もう一人はダイニングテーブルと椅子で仕事をすることになる。当然、ダイニングテーブルにはモニターもないので、業務効率は悪い。加えて、ダイニングテーブルに合わせて使っている椅子だと、朝から晩まで座って仕事をしていると腰が痛くなってしまう。

 

それでなくとも運動不足で肩こり、腰痛が起こりがちな在宅勤務である。

ちりも積もれば何とやら。

毎日のことだし、リモートワークはまだまだ続きそうだしで、正しい姿勢で仕事ができるように、思い切って自宅のワークスペースを整えることにした。 

 

 

寝室の小さなデスクスペースで使用していたデスク・チェアを取り払い、同じスペースを引き続き1人のワークスペースとして使用する。

同じように、リビング・ダイニングの片隅にもデスクスペースを設けることに。

それぞれ、利用する部屋を分ければ、テレカンが重なっても問題ない。

 

 

 

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画像はAERAdotさんにお借りしました。

 

ということで、在宅勤務・リモートワークの環境を整えるにあたって、買ってよかったものを紹介していく。

 

高さ・角度などが調整できるチェア

腰痛問題にダイレクトに効きそうだな、と思って、優先順位が高かったのが、チェア。

自分のからだのサイズや姿勢に合わせて角度や高さを調整できるものを、ネットでいろいろ探した結果、我が家はIKEAのJÄRVFJÄLLET イェルヴフェレットという椅子に落ち着いた。

www.ikea.com

 

以下、IKEAサイトの商品説明からの抜粋。

10年品質保証。
角度調節ができるシートと背もたれ(シートと背もたれは連動)。調節した角度を固定できるので、どの位置でも安定感があります。
背もたれは通気性の高いメッシュ素材。長時間座っても背中が蒸れません
シートの位置を前後に調節できます。背もたれは腰当て付きなので、背中を快適にサポートできます。
体型や好みに合わせてヘッドレストと腰当ての位置を調節できます。
安全キャスターは感圧式ロック機能付き。立ち上がるとチェアが動かないようロックがかかります。座るとロックが解除されます。

特にポイントとなったのは、以下の三点。

  1. 背もたれの角度調節ができること
  2. シートの前後位置の調整ができること
  3. 座面の高さ調整ができること

会社のデスクで使用している椅子も、上記の3つのポイントの調整が可能な仕様で、自分の姿勢にカスタマイズして使用すると楽だったので、この点を重視して選んだ。

座面の高さや、調節範囲なども、IKEAのサイトで事前にチェックした。

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短足のわたしなので、欲をいえば座面の高さは40cmぐらいが理想ではあるのだけれど、足裏が床につかない場合には、フットレストを置くことで解決することにした。

 

 

実はIKEAのMARKUS マルクスという椅子と少し迷った。

MARKUSも、背もたれの角度、座面の高さの調整はきくのだけど、シートの前後位置は変更できない。この点がJÄRVFJÄLLET イェルヴフェレットとの大きな違いで、それが決め手になった。

 

店舗で両方座り比べてみたが、やはりシート位置の調整ができると座り心地が随分と良くなるので、JÄRVFJÄLLET イェルヴフェレットを選ぶことにした。

 

JÄRVFJÄLLET イェルヴフェレットは現在はAmazonでは販売していないようだが、MARKUS マルクスはアマゾンでも購入可能。

 

高さ調整機能つきのデスク

以前は省スペースにするために、本棚デスクの上に奥行きの浅い本棚を設置して利用していたのだが、毎日作業を行うとなると、デスクの奥行きがあった方が効率がいい。

ということでこの際、デスクも合わせて購入することに。

 

我が家は2年以内に引っ越しをする予定でいるので、その際に引越先の間取りに合わせて買い替えることも考えて、デスクは低コスト重視。

 

結果として、こちらもIKEAのLINNMON リンモンというデスク天板と、OLOV オーロヴというデスク脚を組み合わせることにした。

LINNMON リンモンは横幅が100cm×奥行き60cmとちょうどいいサイズ。奥行きも60cmあれば、モニターを設置しても作業スペースが十分確保できる。

 

OLOV オーロヴは足の長さを60〜90cmの間で調整可能なのものうれしい。

我が家は椅子の座面の高さとのバランスを見て、70cmにして使用している。

 

天板、脚はそれぞれ色違いも販売していて、天板は幅120cmの商品も展開している。

 LINNMON リンモンOLOV オーロヴはそれぞれ、Amazonでも購入可能。

 

ディスプレイ・モニター

モニター があるのとないのでは、作業効率が全く違う。

夫もわたしもPCやデータありきでの仕事なので、日々の業務のためにモニターは必須。

我が家には、1台しかPC用モニターがなかったので、1台追加購入することにした。

こちらは、目が疲れないように非光沢の画面にすることと、フレームレスという点以外には拘らず、あとはコスパでAcerのモニター ディスプレイ AlphaLine 21.5インチをチョイス。

 

ディスプレイ・モニターアーム

夫とわたしと、作業する場所を入れ替えて気分転換したりもしたいので、モニターの位置を簡単に調整できるといいね、という話になった。

そこでモニターに合わせてアームも購入することにした。

実は、モニターアームを買うのは初めて。せいぜい5,000円くらいのものだろうと思っていたら、10,000〜15,000円の価格帯のものが主流で面食った。

でも、実際に設置してみるとモニターが可動になることで便利に感じることがとても多い。購入してよかったと思う。

 

ノートPC用スタンド

ノートPC用を開いて仕事をしていると、どうしても視線は下向きになるので、気づくと背筋が丸まっていることも。

でも、ノートPC用のスタンドがあれば、PC画面の高さと向きを自由に変えられるので、正しい姿勢を保ちながら仕事できる。加えて、外付けのディスプレイ・モニターの高さとラップトップ本体のディスプレイの高さを合わせられると、視線の移動が横移動だけになるので楽でおすすめ。

 

選ぶときに重視したポイントは、

  • 放熱性が高いこと
  • 軽量(持ち歩く可能性も考慮して)であること

 の2つ。

 

結果として、こちらのIVSO PCスタンド 折り畳み式を選んだ。

素材がアルミニウムなので軽量な上に、ボード型ではなく棒状なので熱が篭りにくい。

加えて、上に載せるPCを支える際にPC本体と接触する部分にはシリコン性のクッションがついているので、PC本体を傷つけてしまう可能性も低そう。

ここまでのものを設置して、デスクの高さ、椅子の高さを調節してみたのだけれど、悲しいかな脚の短いわたしは、椅子の座面の高さを一番低く設定しても、足の裏がしっかりと床につかず、宙に浮いた状態になってしまう。

そうなると、座った姿勢の時に、太腿の裏側が圧迫されて、血行が悪くなるらしい。

 

ということで、追加でフットレスト(脚置き)を購入することにした。

 

フットレスト(脚置き)

選んだのはサンワダイレクトのスチール製フットレスト

スチール製なのでとにかく丈夫。もちろん、それなりの重量はあるけれど、こちらは持ち歩きするものでもないので問題ない。

床と接触する部分にはゴムが貼り付けられていて、滑り止め・床の傷つき防止にもなっている。

 ただのフットレストにしては少しお値段が張るけれど、こちらを足下に設置してから明らかに腰と脚が楽になったので、買ってよかったと思っている。

 

 

ここまで紹介したアイテムで整備したワークスペースがこちら。

コロナウイルスの影響を受けた在宅勤務、リモート勤務のために自宅のワークスペース・デスクスペース・仕事スペースを改善するために、買ってよかったアイテムを紹介します。PCモニター、ディスプレイ、チェア、椅子、デスク、モニターアーム

 

PCを置くとこんな感じになる。

コロナウイルスの影響を受けた在宅勤務、リモート勤務のために自宅のワークスペース・デスクスペース・仕事スペースを改善するために、買ってよかったアイテムを紹介します。PCモニター、ディスプレイ、チェア、椅子、デスク、モニターアーム

 

カレンダーがあると日程調整の際に重宝するので、デザインがシンプルな無印良品のミニサイズのカレンダーをデスク上に置いている。

コロナウイルスの影響を受けた在宅勤務、リモート勤務のために自宅のワークスペース・デスクスペース・仕事スペースを改善するために、買ってよかったアイテムを紹介します。PCモニター、ディスプレイ、チェア、椅子、デスク、モニターアーム、

 

この写真は寝室の一角なのだけれど、このセットと同じものをリビングダイニングの片隅にも設置して、それぞれわたしと夫で使用している。

 

ひとつひとつのアイテムを吟味していくのは面倒かなとも思ったけれど、快適な空間を作るためにお気に入りのアイテムを探していくのは思いの外楽しい作業だった。

そして何よりも、作業環境が整うと効率が上がるし、気分も上がる。

 

これからまだまだ続きそうなリモートワークと在宅勤務。

今後もより使いやすく、居心地よくするために、少しずつ工夫をしていきたいと思っている。


もし、「こんなものを買ったら、自宅で仕事しやすくなったよ」というものがあれば、コメントいただけるとうれしいな。

家の中にある不要な物を減らしたい(1日ひとつ物を捨てる、ゆる断捨離)

今年の年初に、理想の暮らしや生活を考えた時に、なるべく物を減らしたいと思った。

 

シンプルな生活という漠然と憧れているというのも否定できないけれど、実際問題として物が多いと管理コストがかかる。

・物を収納する場所

・物を手入れする手間

ひとまず、そういったものを減らしたいと思った。

 

事実、クローゼットは満員になりつつある。

視界に入る景色の中に要素(=物)が多いと落ち着かないし、家のあちこちに余白があるくらいで、ちょうどよいのだと思う。

 

 

 

加えて先日、四十という節目を迎えて、特に洋服などの身に付けるものについて「自分に似合うもの」が明らかに30代半ばとは変わってきていると感じたからである。

 

いや実のところ、「変わってきていると感じ」ていたのは数年前からだった。これまでの手持ちの服を着ても、なんだかしっくりこないような感覚はずっと抱いていた。でも、それが年齢によるものだと認めたくはない気持ちもあり、「似合わない」現実を受け入れてなかっただけなのかもしれない。

それを手にした時には何かしら気に入るポイントがあったから購入したわけで、自分の「お気に入り」や「すきなもの」が似合わなくなってしまったというのは、少しさびしい感覚になったりもする。

一方で、「すきなもの」も時間が経過すると変わるもの。当時はとても気に入り心をときめかせて購入したアイテムの中には、いまとなっては全くピンと来ないというものもある。気に入った時の記憶、淡くなったときめきに引きずられて、なんとなく取っておいているものの、ずいぶんと袖を通していないものも多い。

 

あとは、特に吟味して選んだわけでもないけれど、その時に必要で購入したもの。部屋着のカットソー類の中には、かなりくたびれてきているものもある。

 

 

そういったもの全部ひっくるめて、いったん不要なものを減らそう、と考えた。

 

 

とはいっても、まとめて取り掛かろうと思うと、それはそれで気力も時間も必要になる。わたしにとっては、物と向き合って要/不要を判断していく作業は、かなり気合がいるものだ。

なので、ハードルを低くするために、年初に「毎日、最低ひとつは物を捨てる」という目標を立ててみた。塵も積もれば何とやらである。

 

 

結果、いま時点で捨てたものの数は100を超えた。

 

現時点では、以下のような基準に照らし合わせて、物を減らしている。

 

・アクセサリー類

  →”いま”似合うか。”今年”着用しそうか。安っぽくないか。

 

・服、靴・鞄

  →くたびれていないかどうか。修理してでも着用したいか。

   気に入っているか。今年着用しそうか。同じようなアイテムはないか。

 

・文房具

  →使えるかどうか(インク切れしているペンも多かった)

   必要以上の個数を持っていないか(同じ場所に同じ用途のものが複数あったり)

   

・化粧品

  →使用期限が切れていないか。

   それは”いま”のわたしに似合う/必要か。

   ※昨年の春〜夏にかけて少しはまっていたセルフネイルも、

     最近は塗らなくなったので、ナチュラルな色のみ残して処分。

 

・その他

  ・ポイントカード、診察券など、カードケースの中をチェック

  ・ケーブル・アダプタ類(必要な本数だけ手元に残す)

   

その他、掃除する際などに目についた不要物もちょこちょこと捨てた。

 

 

服や靴については「今のわたしに何が似合うのか」「今のわたしのすきなテイストは何なのか」が定まっていないので、まだあまり踏み込めていない。明らかに不要と思うものだけにとどまっているのが、少し歯がゆくはある。

一方で、日常的に物を捨てているうちに、「捨てる」ことに慣れてきて心理的なハードルが下がってきている気がする。最初のうちはひとつひとつ立ち止まって取っておくかどうかを考えていたのが、「一旦捨ててみて必要が出てきたらまた気にいる物を見つけて買えばよいか」と考えて、気軽に物を捨てられるようになって来ている気がする。

まだ「捨てる習慣」を初めて数十日ほどではあるけれど、好ましい変化だ。しばらくしてから衣類も改めて見直しをかけていきたい。

 

物を捨てる中で、「修理してでも着用したい」と思ったブーツもあった。20歳の頃に買ったミドル丈の皮のブーツで、シルエットはシンプルながら珍しいデザインが気に入って買ったもの。かかとは磨り減り、ソールの部分にはヒビが入っていて、ずいぶんとくたびれていたけれど、今のわたしが履いていても違和感のないアイテムで、すぐにいくつかのコーディネートが頭に浮かんだ。

このブーツを近所の靴の修理屋さんに持っていくと、15,000円ほどで修理してくれるという。きれいな姿になって戻ってきて、40歳のわたしに似合う履き方をするのが楽しみだ。

それにしても、20歳の頃のわたしはこのブーツを40歳になって修理に出して履いているとは想像していなかったな。(当時は靴は修理して履き続けるものという概念すらなかった。笑)

 

これからの人生で、このブーツと同じ感覚で向き合える物にいくつ出会えるだろうか。
それも楽しみ。

 

 

引き続き、ゆるい断捨離を続けつつ、物との付き合い方を見直していきたい。

スタンド型の掃除機を買ったら、気楽に掃除できるようになった。

横着者のわたしにとって、「掃除機をかける」というのは、家事の中でもなんとも腰が重い作業である。

 

なので我が家では、1年ほど前からルンバを導入している。

出勤前にスイッチをオンにて家を出るだけで、帰ってきたときにはある程度床がきれいになっているという算段。

ときどき、キッチンマット(とその下に敷いてある滑り止めシート)を巻き込んだルンバがフリーズしていたりすることもあるけれど、ルンバがあるとないのとでは大違い、ずいぶんと楽である。

 

とはいっても、ちょっとした塵やほこりを吸い込みたいとき、特に部屋の角部分などだけをちょいと掃除したいときには、ルンバは不向き。なんせ部屋を縦横無尽に行き来して、床に落ちているゴミをムラなく吸い込むのがルンバだから。

 

そこで、普通の掃除機の出番となるわけだ。

これまで使っていた我が家の掃除機は、サイクロン式のキャニスター型で、リビングのクローゼットにしまってあった。

例えば、買ってきたお米を米びつに入れるのに手が滑ってこぼしてしまったときや、洗濯物を干した後に出る洗濯屑など(部屋干し派なので、洗濯機で洗い終わった後に、洗濯物を干す前にパンパンと音を立ててしわ伸ばしする工程で、結構な洗濯屑が飛び散るのです)を、掃除機で吸い込むののは、ズボラなわたしには結構面倒くさかった。

ストレッチするときなんかに床に直接触ったり寝転がったりした時に、ちょっとしたゴミとか埃が目に入って少し気になってしまったりして。それでもクローゼットを開けて、掃除機を取り出して、コンセントを伸ばして、コンセントを刺して、ようやくスイッチオン、この工程が面倒臭いのだ。

あとはリビングを掃除した後に、洗面・脱衣所や寝室を掃除しようとすると、やっぱりコンセントの抜き差しやキャニスター型の掃除機の移動が地味に面倒だったりとか。

 

その掃除機が年末に壊れた。

夫が独身時代から使っていたものなので、もう10年くらい前に購入したものだし、寿命だったのだろう。

 

で、色々迷った挙句に、サイクロン式のスティックタイプ、充電式のコードレス型で探してみて、Electrolux社のエルゴラピードを購入した。

↑の色違いのタイプ。

 

横着もののわたしなので、クローゼットにはしまわずにリビングに出しっぱなしにする前提で、デザインがシンプルなmakita製品を個人的に推したのだけれど、アフターサポートやモーターヘッド式かどうか(モーターヘッドだと掃除機を前に押し出すとき、あまり力を必要とせずに楽に取り扱えるのだそう)という点で、Electrolux社の製品がよさそうだったので、こちらを購入。

年明けから使用し始めた。

 

使用してみたら、ちょっと埃が気になったときなどにすぐに使えることが、とにかく便利。

ちょっと埃や髪の毛、小さなゴミが目に入った時に、都度掃除機をかける気になる。

思っていたより大分軽いし、コードレスだから「リビングを掃除したついでに廊下や脱衣所も」という気分にもなれる。

モーター部分から一部を取り外して、ハンディタイプとしても使えるから、台の上などの掃除も楽勝。

 

一点だけ不満なのは、エルゴラピードはヘッドの近くにゴミを集めておく場所があり、その部分の周囲がそれなりに太いため、細かい隙間(台の下の部分など)には入らない点。

この辺りは付属パーツの隙間用ノズルを利用することで、カバーできるのかもしれない。(1月中旬現在、直販のオンラインショップでは売り切れなのが残念だけれど)

 

とにかく、今回の掃除機の買い替えは正解だった。

今のところ、スティック式の掃除機にとても満足している。

 

当面は平日はルンバ、気になった箇所の掃除や週末の掃除はスティックタイプを併用していく予定。

 

少しでも楽に、きれいな部屋を保てるようになるといいな。

クリナーズ・ハイに任せて、徹底的に掃除する

毎晩床について眠る前に、今日はどんなよいことがあったか、明日はどんなことをしようか、考えるようにしている。

とは言っても、そうそう毎日よいことが起こるわけでもない。何ひとつよいことがなかったように思える日でも、最低2つはよいことを思い返すようにしている。風呂に入ったら気持ちよかったとか、顎にできた吹き出物が小さくなったような気がしなくもない、とかそんなんでもいい。

 

昨日も眠る間に横になりながらいつものようにそんなことを考え、明日は掃除をしようと思った。住まいの乱れはこころの乱れ、という。住まいを整えれば、わたしもこころも多少はすっきりと片付くのではないか、なんて考えてみたりする。あと、ここのところサボってばかりいるし、できれば走ろうなどと思った眠りについた。

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