365日の顛末

こころとからだの健康、不妊治療、キャリア。試行錯誤の365日の記録。

【DIY】コウモリラン(ビカクシダ)のハンギングの修理・作り方【後編】

4年前に友人から譲り受けて以来、うちで育てているコウモリラン(ビカクシダ)。

ずいぶん大きな株に成長したが、ハンギングのスチールがサビで腐食して、ついに千切れてしまった。

 

防錆性・防腐植性の高い素材を使って、ハンギングを補修・DIYしていく工程の

今回は後編です。

 

 

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制作プロセス

大まかな工程は以下のようなプロセスになる。

  1. バスケット部分の上部をぐるりと囲むように、連結した結束バンドを一周させる
  2. バスケット部分の、1で取り付けた結束バンドの下の箇所に、ネジ型のアイフックをバスケットをねじ込み、取り付ける
  3. 2で取り付けたアイフックと1の結束バンドとを、新たな結束バンドで連結する
  4. 結束バンドで輪を作り、バスケット部分の底を支えるパーツを作る
  5. 1で取り付けた結束バンドと、4で作った結束バンドパーツを、結束バンドで連結する
  6. シンブルをこじ開け、2で取り付けた、ネジ型のアイフックに取り付ける
  7. アイフックとアイ/アイターンバックをワイヤーでつなぎ、クリンピングループスリーブで固定する
  8. ワイヤーのバランスを調整して、完成

 

前回のおさらい

前編では、結束バンドを使ってハンギング部分を支えるそこの部分を補強し、ステンレス金具で、ハンギング本体と結束バンドをしっかりと固定するところまで紹介した。

(制作プロセスの5まで)

 

↓前編はこちら↓

www.sophy365.com

 

今回は6以降の工程を説明していく。

 


6.シンブルをこじ開け、2で取り付けた、ネジ型のアイフックに取り付ける

前回、材料として紹介したシンブルというパーツ。

ステンレスワイヤの荷重がかかる部分を補強するパーツだけれども、届いた状態(写真左)だと口の部分が閉じているので金具に取り付けることができない。

なので、ペンチでこじ開けて口を開く。

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口を開いたシンブルを、アイフックに引っ掛けたら、ペンチでシンブルの口を閉じる。

↓こんな感じで。

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力一杯ペンチを握りしめたけれど、シンブルの口は閉まりきらなかった。

まあ、いいか。

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7.アイフックとアイ/アイターンバックをワイヤーでつなぎ、クリンピングループスリーブで固定する

ワイヤーは、先ほどハンギングフック本体に差し込んだアイフックと、その対角線上のアイフックを、ハンギングを吊るしているアイターンバックを経由してつなげる形になる。

 

 と、文章で説明してもわかりにくいと思うので、図示する。

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ハンギングを上から見た図だと思ってほしい。

対角上、つまり上記の図の△マーク、○マーク同士をワイヤーで繋ぐ。

 

さらに、アイフックとアイフックを通す間に、ハンギングを吊るすパーツ「アイ/ アイターンバック」を通す必要がある。

↓この画像の右上の金具がアイ/アイターンバック。

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こんな感じで吊り下げる。f:id:sophy365:20210210181124p:plain

上記の赤・青それぞれが1本のワイヤーになる。

なので、ワイヤーは2本必要になってくる。

ワイヤーの長さは、全体のバランスを見て適宜調整するわけだけれど、今回は130cmでカットした。

後から短くカットすることはできるので、少し長めに切っておくのがポイント。

 

 

早速ステンレスワイヤーをペンチでカットしていく。

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わたしが購入したステンレスは、細いステンレス線を寄り合わせてロープ状にしたものの表面を、ビニールで厚めにコーティングしているようなパーツだった。

けっこう頑丈で、何度かペンチを握ったくらいでは切断できず、1箇所切るのに2,30回はペンチをニギニギした。
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長さ130cmのロープを2本が準備できた。
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これを、クリンピングループスリーブという金具に通していく。

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この金具。

 

こんな感じで。
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 ペンチで切ったワイヤーの切り口がきれいでないので、スリーブに通すときに少し難儀したけれど、根気よく押し込んだら通った。

 

そして、ハンギング本体に捻じ込んだアイフックに取り付ける。
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アイフックにワイヤーを通すときには、短い方が内側に来るように通すと仕上がりがきれいになる。

 

 

アイフックに取り付けていたシンブルの溝にワイヤーを埋め込むようにして、ワイヤを閉める。
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その上で、スリーブはアルミ製なので、ペンチで力を加えると変形する。

スリーブにワイヤーを通したら、ペンチで強く圧をかけて、ワイヤーを固定する。
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その上でさらに、ワイヤーを

(1) 二つ目のスリーブ

(2) アイターンバッグ

(3)二つ目のスリーブのもう一つの穴

(4)三つ目のスリーブ

(5)アイフック

(6)三つ目のスリーブのもう一つの穴

の順に通していく。

このあと、吊り下げた状態で全体のバランスを見ながらスリーブの位置を調整していくので、この段階では(1)〜(6)は固定せずに変更できる状態にしておくのがポイント。

 

 

2本のワイヤーを(1)〜(6)の順に通したら、おおむね完成系が出来上がってくる。
実際に吊るしてみて、一方に重心が偏ってしまわないようにハンギングのバランスを取りながら、ワイヤーの長さ、スリーブの位置を調整する。

 

文章にすると簡単なんだけれど、これが意外と苦労した。
スリーブを固定していない状態なので、ワイヤーを力任せに引っ張ったりすると、スリーブからワイヤーが抜けてしまって、前の工程からやり直しになってしまったりするので、注意しながら少しずつ調整していく。

 ↓春から秋にかけて、ベランダに吊るす箇所に実際に設置してみてバランス調整

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重心のバランスが取れて、スリーブの位置が決まったら、スリーブをペンチで押しつぶして固定し、余ったワイヤーをペンチで切り落とす。

 

 

最後に、葉っぱがワイヤーの下に入ってしまっている箇所があるので、葉の位置などを修正してあげれば完成!

 

↓チェーンが千切れてこの状態だったハンギングが

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こうなりました!
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手前味噌だが、初めて作ってみたわりには、なかなか完成度なんじゃないかと自負している。

 

完成度の高さから、夫に「業者かよ」と突っ込まれたので、「明日会社に退職願出してくるわ」と返しておいた。

 

 

 

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