植物がすきで、狭いベランダと屋内で植物を育てている。エアプランツなどのコンパクトなものも合わせると、40種類くらいあって、冬の時期になると我が家のリビングの日当たりのいい場所は、植木鉢に占領される状態になる。
そのうちいくつかの多肉植物を水耕栽培してみた。
40種類の中でも多肉植物の割合が多い。1/4〜1/3くらいは多肉植物たち。
数日水やりを忘れたくらいで拗ねてしおれたりしない、健気で元気な人たちである。
そんな彼らも、水をあげすれば根腐れしちゃうし、基本的には水はけのいい土で育てるのが鉄則。なはずなんだけれど。
多肉植物類は、水耕栽培もできると知って試してみたくなった。
なんでも、洪水などが起きて水浸しの環境になってしまったときにも生き延びることができるように、土の中で生やしているのとは違う種類の、水耕栽培用の根っこを生やして、適応するのだそうだ。
すげー!植物すげー!人間なんて毎日海に入ってたとしてもエラ生えてきて水の中に適応するようになんてならないもん、すげえ。
でもさ、水用の根っこってどんななの?土用の根っことどう違うの?
そんな好奇心を抑えられず、水耕栽培を始めて見たのが昨年の10月。
何株も持っているハオルチア ツルピカ寿(冗談のような名前だけど、ちゃんとした品種名)と、リプサリス青柳(不注意で折れた部分を水耕栽培用にした)、ヤマカル(100円均一で購入。これからモワンと広がる根が生えたらラピュタみたいじゃない!?っと、よく考えずに購入したが、土で栽培したことがないので、水用と土用の根の比較ができない。)
土用の根は水の中では機能しないらしく、元々の根っこは切る。
ライターで炙って殺菌消毒したカッターナイフでざっくり切った。
これが11月ごろの写真。
左から、リプサリス、ハオルチア ツルピカ寿、ヤマカル。
冬季は成長が鈍る時期なので当然なのだけれど、特にハオルチアに至ってはほとんど根っこも増えずにどうなることかと思っていた。
けど春が近づくとちゃんと根を伸ばし成長して、5月には土栽培のものと同じように、花も咲かせてくれた。
そして8ヶ月ほど経った今はこんな感じ。
ついに、ハオルチアのツルピカ寿の人の根っこが、グラスの底に達してしまった。
ハオルチアって、土用の根もなかなかの太さなんだけれど、水用の根も太い。
太い根が底にたどり着いてると、なんか見ていてかわいそうな気がしてくる。
(リプサリスもずいぶん前からビン底に根が達しているけど、こちらは放置。根が細いんだもん。細い根をたくさん出せばいいさ、というわけのわからない理由で放置。)
ので、少し深いグラスに移してみた。
左側のが元々のグラス。少しではあるけれど深さがあるものに移植(植えてるわけじゃないから、移動のほうがしっくりくるかも?)
何はともあれ、すくすく育って欲しい。
水耕栽培のクランプ株なんてできたら、おもしろいんだけどな。
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