365日の顛末

こころとからだの健康、不妊治療、キャリア。試行錯誤の365日の記録。

【不妊治療ログ】7周期目 D13 採卵(2021年1月:41歳1ヶ月)

今日は朝からKLCで採卵してきました。

結論から言うと、D11の内診では卵胞が3つ確認できていたのですが、採卵できたのは2つ、残念ながら1つは空包でした。

 

今日の医師との内診では、連続採卵or移植の選択や、DHEAのサプリについても質問したので、そのことにも触れてみます。

f:id:sophy365:20210131205344j:plain


 

 

 

採卵当日のスケジュール

KLCでは、採卵当日は、受付→採卵→採精(クリニックで採精する場合)→培養士との面談→医師との診察→会計という流れになります。

 

ちなみにKLCでは毎朝8:00に採卵をスタートするそうです。当日の採卵人数、何番目に採卵するかによって、指定される時間が変わって来るのだそうです。

ちなみに前回は当日の採卵の2番目で7:30来院、採卵室に案内されたのは8:10。

今回は採卵は9番目で8:50来院、採卵室に案内されたのは10:10頃でした。

 

8:50 受付

KLCでは、採卵の前日にクリニックに電話して、採卵当日の来院時間を確認します。

今回は8:50を指定され、予約通りに到着しました。

 

今回は4階でIVF受付を済ませて、9階で待つこと40分、9:40頃に7階に案内されました。

 

9:40 7階の採卵フロアへ

KLCは7階と8階が採卵用の施術室、培養室フロアとなっているようで、前回は8階で、今回は7階でした。

各フロアとも、ベッドとロッカーが設置された2〜3畳のスペースがカーテンで仕切られていて、患者ごとに各空間に割り当てられます。

そのスペースの中で着替え・準備を済ませて、採卵の順番が回ってくるまでは横になって待機です。

 

採卵の順番が近くなると、お手洗いを済ませておくように指示されます。

 

10:05 採卵待ち

前の方が採卵室に入ると、採卵室前の椅子に案内されます。 

今日は10:05頃でした。

採卵室の前にある椅子で前の方の採卵が終わるまで待機します。

(足元に置かれたヒーターにクリニック側の配慮がうかがえて、好感が持てます)

 

10:10 採卵室へ

前の方の採卵が終わってしばらくすると採卵室に案内されます。

前回は、卵巣が膀胱の裏側にあるとのことで、膀胱を貫通する形で採卵針を刺したりして、脂汗をかきました。今回は、前回に比べるとスムーズでしたが、それなりに痛かったです。

我慢できない痛みではないんですけれど、針を指すときのチクチクした痛みは、なかなか慣れません。(慣れる前に不妊治療を卒業したいけど)

 

10分ほどで採卵が終わり、止血などの処置をして、元の仮個室スペースに戻ってしばらく安静に過ごします。

看護師さんが採卵個数を印刷した紙を持ってきて結果を知らせてくれるのですが、今回は2個でした。

しばらくベッドで休んだ後、痛み・出血もなく、気分も悪くないようであれば、着替えて9階の待合フロアに移動します。

 

KLCでは、わたしの採卵が終わったタイミングで夫は採卵室と同じフロアにある採精室に案内されます。(1畳ほどのスペースらしく、「シェアオフィスの個室ワークスペースみたいな空間」らしいです。) 

 

10:45 9階 待合フロア

採卵後は9階の診察室で培養士と面談するので、夫を待ちつつ、自分の面談が回ってくるのを待ちます。

 

11:10 培養士との面談

採卵後は、培養士から培養結果を教えてもらいます。

転院前の梅ヶ丘産婦人科では培養士と会話することはありませんでしたが、ARTは培養士の腕にかかっているとか、クリニックの実績は培養士の腕に左右されるという話もよく耳にするので、培養士の方に直接話を聞けるのは安心材料だと思います。

 

今回は若い女性の方と、ベテランと思しき推定40代の男性でした。

(若手の方のコメントを男性がフォローするというやりとりがあり、おそらく独り立ち前の培養士さんと教育担当者なのだろうな、と推測したのですが、後から夫に聞いたところ、男性の名札には「培養部部長」と書かれていたそうです。)

2つとも成熟卵だったとのことで、取れた卵子の写真を見せてもらいました。

 

前回はこのタイミングで夫の精子の量、濃度、運動率、奇形率も知らされたのですが、今回は精子調整が終わっていなかったようで、「いま確認中ですが、顕微受精に足る量の精子が採取できていない可能性があり、その場合にはこの後もう一度採精してもらいます」との案内。夫をチラ見すると、まさかの二回戦に(え、無理…)という顔をしてました。

ちょっと変則的な動きですが、培養士面談→医師診察→会計 の後に、再度培養士と面談するように言われました。

 

そのほか質問のやりとり。

「D11の内診では卵胞が3つ見えていると伺い、今日も3つ採卵したようなのですが、採卵数が2つなのは、1つは空砲だったということでしょうか」と確認したところ「そうです」との返答。

 

10:25 医師との面談

藤田先生という方でした。

今日からプラノバールを飲むようにという案内のあと、「今回も胚盤胞まで育ててから凍結し、次回はそれを移植という流れでよいですかね。もちろん、受精卵の成育状況によっては採卵となりますが」と確認されました。

医師への質問①:連続採卵するか、移植するか問題

年齢を考えると、来年以降卵子がさらに取りにくくなることも考えられるので、しばらくは採卵を続けて移植は後からにしたほうが良いのだろうか、と前回も迷ったので、それについて質問してみたところ、「1ヶ月、2ヶ月の採卵タイミングの違いであれば、あまり影響はないですが、中長期的に考えて胚盤胞をいくつか貯めてから移植に移る方もいます。ただ、移植すれば着床する可能性があっても採卵を続ける形になります。受精卵の質や、それが着床するのかによって、メリデメがありますね」とのこと。

前回の採卵時に同じ質問を別の医師にしたのですが、前回は「どちらでも好きにしてください」という「プロの回答じゃないだろ、やっつけかよw」と突っ込みたくなる回答でした。でも、今回は納得。

医師への質問②:DHEAサプリの効果・処方について

すかさず、最近気になっているDHEAのサプリ服用についても質問してみました。

「DHEAのサプリを処方してもらうと言ったことは可能でしょうか」

「当クリニックではDHEAの処方はしていません。DHEAを摂取することで、ホルモン値が向上することはエビデンスもあり確実なのですが、それによって着床率や採卵数が上がるかと言うと、その点は確証がない状態なんです。ホルモン値だけは数値上は改善したように見えるのですが、実績として採卵数が上がったりと言うことは確認できていないんですね。処方している他のクリニックでも、効果があったという話と、改善は認められなかったという話と半々くらいで耳にします。実績向上が認められていないので、当院では処方していません」とのことでした。

摂取すべきかどうかについては、「そのため当クリニックに通院されている方は99%DHEAを摂取していないんですね。DHEAを摂取していないことを前提に、採血でのホルモン値を判定しています。ホルモン値に影響しますから、個人的に摂取するとデメリットの方が大きいかもしれないですね」とのことでした。

なるほど。納得です。

 

個人的な感情としては、

  • 効果が認められるケースと、認められないケースがある
  • (多少の副作用はあるものの)不妊治療への悪影響はない

ということであれば、効果が出る可能性にかけて摂取したい気持ちは強いです。

(効果が認められるケースと認められないケースの違いが何なのかも判明して欲しいですね)

一方で、先生の説明は説得力があり、患者数の多い大手クリニックの方針としては妥当だと感じました。

どの院もそうなのかもしれませんが、先生によって質問への回答、対応や説明の親切さに大きなバラつきがあるように感じます。

今日の先生はとても親切でわかりやすい説明でした。具体的な話が聞けると説得力がありますし、クリニックの診療方針への信頼度も上がる気がします。

話し方も、結論を先に述べてくれるので、こちらがどういうスタンスで話を聞けば良いか、心の準備ができた状態になり、話が理解しやすかったです。

 

 

 

11:35 本日の会計

今周期のD4、D11の会計はなかったので、その際に処方された薬等も合わせて、会計する形でした。

 

消耗品費用: 40,000円

体外受精 :187,000円

外来診療費: 1,925円

-------------------------

合計   :188,925円

-------------------------

 累計     :1,931,001円

 

今月は年明け早々と月末に2回採卵したこともあり、不妊治療の累計金額も200万円目前になってきました。

 

やれやれ。仕事に精を出さざるを得ないですね。

 

11:55 再び培養士との面談

上述の通り今回はイレギュラーな形で会計後に培養士さんから改めて採精結果を伝えられる形になりました。

 

結果所見

カッコ内は前回の数値です。

量  :1.00ml(1.00ml)ー

濃 度:42.0 M/ml(10.5M/ml)

運動率:1.9%(数少なすぎで率として計測できず)

奇形率:99.0%(99.0%)ー

前回はこれまでで一番悪い結果となり、「運動している精子が少なく数匹だったので、顕微受精はなんとかできるが、率としては提示できない」と言われていたのですが、今回は、濃度と運動率が改善していました。(とはいえ、WHOのガイドラインの基準値だと運動率は40%以上、奇形率は96%未満なんですけれどね) 

 

実は夫、昨年4月時点での精液検査の所見が一番よく、その後はずっと下降していました。

要因を考えてみたのですが、夫も3月から在宅勤務が始まり、もともと運動しないところにさらに出不精に拍車がかかっていて、運動不足が原因しているのでは?と推測していたんですよね。

今年に入ってから、週に4回ほど30分〜1時間ほどRing Fit Adventureをやるようになったのですが、それで運動不足が解消して、数値改善につながったのかな?と夫とは話しています。

 

精液検査は、前日の睡眠や飲酒量、そもそものストレスや疲れの蓄積の影響を受けやすいらしく、同じ男性でもその日によって数値が変動しやすいらしいので、この数値向上を維持できるかはわかりませんが、それでも改善しているのはうれしいですね。

 

余談ですが

クリニックは正午ごろに終わるだろうとたかを括っていたので、午後はマンションの内見の予定を3件入れていました。

(中古マンション購入+リノベを目論んで、物件探し中なのです)

12時過ぎには新宿を出るつもりで内見を予約していたので、採精2回目が必要だったら確実に遅刻だったし、どうなることか冷や汗をかきました。

やっぱり採卵当日、午後は予定を入れない方がいいですね。次からはバッファを持ったスケジューリングをしようと思いました。

 

受精確認は明日メールで

今日受精させた結果は、明日速報が届きます。

2つとも無事に受精していますように!

 

↓クリックいただけると更新の励みになります↓

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログへ にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 不妊治療体験記へにほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 不妊治療情報へブログランキング・にほんブログ村へ