適応障害で休職して3日。
時間があるとき、夫はわたしの仕事観や人生観の紐解きに付き合ってくれる。
こころの壁打ち相手、というかんじ。
夫から指摘を受けて考え直したことをまとめてみる。
夫からの指摘で、特に耳が痛かったこと、こころにわだかまりを感じたことは、次のようなこと。
- 常に不安・恐れの感覚がある。それが何に対する恐れなのかが不明確なままになっている。
- 失敗するのが怖い、というけれど、じゃあ失敗って何を指す?失敗したらいけないの?失敗すると死んじゃうの?
- 何かを恐れて行動しないのではなく、失敗が怖いならば失敗しない行動を取らなきゃいけないんじゃないの?
どれも言われてみるとその通りだな、と思う。
そう思うんだけれど、じゃあどうすべきなのかがいちいちわからない。
特に仕事の進行に置ける不安を解消するために、どうステップを踏めば良いかかがわからない。壁に行き詰まった時に、誰に、どういう形でヘルプを求めたらいいのか?どう調整をつければいいのか。
そもそも何をゴールにすれば良いのかも腹落ちしていない気がする。
「過去の転職の転機や、何かを決めたとき、なぜその選択をしたの」
夫にそう聞かれて、考えてみたけれど、これといった理由が見つからなかった。
「わたしは能動的な選択をして来なかったのかもしれない」と口にすると、「能動的な選択ってなに?」と言われた。わたしが黙っていると「誰だって切れるカードの中から選択をするんだよ。そういう意味では能動的な選択なんてものはないんだよ。」と夫は続けた。
「こういう人間でありたいとか、こういうことがしたいとか、そういう上流の考えで何かを選択しているひとなんていないんだよ。現実的に持ちうるカードからどれを選ぶか、その時に何を考えたのか。結果どうだったのか。それについて、もっとじっくり、考えを掘り下げて考えて自分と向き合うべきだと思うよ」と言われた。
誰を指すのかわからないけれども世間一般、そういう世の中にありがちな価値観になんとなく流されて、無意識のまま自分の意思を二の次にして選択しているようなことが多かったのかもしれない、と指摘されて振り返ってみたら思った。
そんな翌日、夫と二人ふらりと立ち寄った本屋でなんとなく手に取ったこの本。
- 作者: 根本裕幸
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2017/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういう表紙って苦手。
7日間で自己肯定感が上がるなんて、眉唾。
敏感すぎるあなた、って表現もなんか嫌悪感。
いやいや、こんな表紙は誰もが手に取りやすいように書かれたものだから、目次を確認しないと、と開いてみると7日間で進めるワーク方式になっている。
プロローグ
1日目:今の自分に意識を向ける
2日目:過去を見つめなおす
3日目:過去の家族関係をみつめなおす
4日目:自己肯定感を高める
5日目:自分のペースで人間関係を築く
6日目:敏感であることを強みにする
7日目:自分がhんとうにしたいことを実現する
エピローグ 8日目以降の過ごし方
1日目の部分から各タイトルをかいつまんでみると
- いつも周りの顔色を気にして生きていませんか?
- 「あなたはどうしたいの?」と聞かれると困りませんか?
- 自分に駄目出しをすることが癖になっていませんか?
- 自分が本当に好きなものがわからなくなっていませんか?
- 嫌われないために「どうあるべきか?」を考えてしまっていませんか?
- 何かあるとすぐに自分のせいだと思っていませんか?
目次を見てるだけで、自分のことを見透かされているような気持ち。
これは騙されたと思って読むべきでは?と思いつつ、結局その場では買わずに見送ったのだけれど、帰宅後に気になってAmazonのレビューも読んだ上で、Kindle版を購入してしまった。
明日から7日間、この本に書かれたとおりにワークを進めて、わたしの中で何かが変わるかな。
- 作者: 根本裕幸
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2017/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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