このblogを始めたきっかけ
わたしは2017年〜2019年にかけて適応障害・うつで2回休職しました。
2019年に入り休職しながら転職活動を進め、以前の会社を退職。
2019年5月から現在の会社に勤務しています。
症状が出始めた頃に、気分は沈み、自分に何が起こっているのかわからず混乱し、本当に回復するのか、休職後にちゃんと復職できるか、どういう回復の経緯をたどるのか、以前と変わらぬ生活に戻っていけるのかが不安で、ネットや書籍で情報を探しました。
回復した当事者の情報を求めめていたのですが、これがなかなか見つからない。(書籍では、ちらほらありますが。)
適応障害について調べてみても、Webで得られるのは医学的な記事(医療者の目線)の物だったり、自己啓発系のビジネスサイトだったり、適応障害の辛さを中心に綴ったブログが多いように感じます。
わたしが欲しい情報は、前兆症状が起きたときから、休職、回復、復帰を経て寛解するプロセスや、各フェーズでの苦悩・気づき、気をつけたことなどを、当事者目線で綴った情報でした。
探してみるとそういったWebサイトは意外と少ないことに気づいたのが、このblogを始めたきっかけです。
同じような気持ちでこのBlogに来てくださった方にお伝えしたいこと。
結論から言うと、ゆっくりではありますが、わたしは回復しました。
専門家ではないので、無責任なことは言えませんが、無理しすぎず服薬を続け、規則正しい生活を送っていれば、いずれは回復します。安心してください。
うつの症状が酷かった一時期は短期記憶も落ち、読書好きだったのに文章を読んでも頭に入ってこなくなったこともありました。これではとても仕事なんてできないと思い、将来に不安を覚えましたが、2年たった今では以前と変わらず本も読めますし、業務にも支障はない状態です。
薬は調子を見ながら医師の指導のもと緩やかに減薬していますが、まだ服薬は続けているのが実情です。
適応障害になった経緯
2016年の末に、40人弱の企業からグローバルで云万人の大企業に転職し、2017年7月〜9月に適応障害で休職。
その後2017年10月に職場復帰を果たすも、復職直後になぜかリーダーになり、業務量が増えたこともあってか、2018年5月から適応障害を再発して休職。
この2度目の休職の期間中、2018年5月にBlogを始めました。
18年11月〜19年3月まで復職を目指すリワーク施設に通いながら転職活動をして、内定をいただいた会社に転職することを決めてリワークを退所。
19年5月から現在の会社で、デジタルマーケティング 関連のシニアコンサルタントとして働いています。
このblogの内容
このblogには主に、以下のような内容を中心に綴りたいと思っています。
- 症状の経過やその時々の自分の気持ちや想い
- 症状が回復していく過程で1日をどのように過ごしたか
- 日々のルーチンワーク(家事など)を楽にこなせるようにするための工夫
- 周囲の人にどのように接せられて、どのように感じたか
備忘録を兼ねた個人的記録なので、たまには適応障害とは関係のない趣味の話題も挟みますし、回復にしたがってそういった話題が増えていくのではないかとも思っています。
適応障害の発症原因や症状は人それぞれだと思いますし、わたしより早く回復する人もいれば、ゆっくりじっくり時間をかけて回復する人もいると思います。
でも、
- 適応障害の前駆症状があるのに仕事を休む踏ん切りがつかず、むしろ自分を責めてしまっている方が、体を休める決心をする材料になったり
- 適応障害で休職したものの、気分が沈んで不安で仕方がない方、どう過ごしてよいかわからない方の役に立てたり
- 適応障害の方のご家族や友人、職場に適応障害のメンバーがいてどのように接すれば良いかわからない方に、適応障害を理解してもらう材料になったり
と、役に立つ情報がひとつでも提供できたら、わたし自身もうれしく思います。
プロフィール
わたし自身についてのプロフィールはこちらから。
適応障害関連のコンテンツのおすすめ
2度目の休職の初期(2018年5月〜2018年12月)
- 適応障害の前兆について
- 急性期のこと
- 適応障害からの回復に重要なのは栄養、睡眠、運動
- 回復の経過
- 回復期に入ったら試してみるとよいこと
- 病院を変えたくなったけど、主治医への接し方を変えて、診察の満足度が上がった話
- 適応障害の料理の辛さを乗り越えるコツ
楽に作れるメニュー、簡単で使いまわせる作り置きに関連るコンテンツはこちらのカテゴリーから
転職後の経過
- うつの経過と近況(転職、そして勤務継続中)2020年1月
うつの急性期から1年3ヶ月、転職して9ヶ月目の状態です。
まだ体調のアップダウンはありますし、朝9時〜21時頃まで仕事するとぐったりして、その後何かをする気力はなくなります。日々の仕事をこなすことに精一杯ではあるけれども、少しずつ回復している様子を綴りました。
- 回復を実感した1月、2月(うつ、その後)2020年3月
うつの急性期1年5ヶ月、転職して11ヶ月目の状態です。
体調の波はあるものの、調子が良いときには適応障害になる前とさほど変わらないレベルの気力・体力まで戻ってきているように感じられることが増え、随分と回復して来ています。
- その後の治療経過2020年11月
うつの急性期2年1ヶ月、転職して1年7ヶ月目の状態です。
状態は大分回復し、半年前よりも少し責任の思い仕事を引き受ける気持ちになりました。ただ、仕事のプレッシャーから再発するのではないかと不安も湧き起こり、気持ちが沈むことも。それでも、早晩この壁を乗り越えないと、以前と同様の自分を取り戻せたとは言えないと自分を鼓舞しつつ、何とか試行錯誤する日々を綴りました